スロウハイツの神様

カープ、今、ヤクルトに5点差つけられてるがな・・・阪神を見習ってなんとか逆転してほしいものである。

「本は人生のおやつです!!」さんでのますく堂まつり、今日で閉幕。すんげぇ売れてるがな!本おやさんに行かれた方、ありがとうございました。めっちゃ嬉しいがな。残った本と共に何が売れたかスリップをみるのが楽しみだなー。

辻村深月スロウハイツの神様」(上下巻、講談社文庫)読了。この人の本、初めてやねんけど、続きが読みたくて、2日で一気読み。この作品に出てくる売れっ子作家、公輝の物語や、脚本家の赤羽環の作品が読みたくなってくる。
赤羽環が3階建ての家に一緒に住まないかと友人たちを誘って、トキワ荘みたく一緒に住んで、生活していく。恋愛とプロになろうとしている作家の卵たちの葛藤がバランスよく描かれ、こてこての恋愛ものにありがちなしつこさもない。このスロウハイツの場所が椎名町というのもトキワ荘を連想させてしまう。登場人物が多すぎず、しかもどいつもこいつも一癖あって面白い。
恋愛を程よく絡めたミステリー的な要素もあるし、それだけでもないエンターテイメントだ。