ぐんま昆虫の森

「昆虫の森」


このフレーズを聞いただけで、背中がゾクゾクする人もいるでしょうが、期待に胸膨らませ小躍りするヤツもいます。


うちの息子です。



夏休みの作品募集の中に、この県立ぐんま昆虫の森から「昆虫の絵」の募集がありました。

息子の雑な絵ではもちろん入賞しなかったのですが、先週の金曜日に参加賞として鉛筆と入場割引券が配られたそうです。

「券をもらったから、あさっての日曜日は昆虫の森に行こう!!」
ルンルン♪で学校から帰ってきた息子。

昆虫の森には何度も行っているのですが、正直冬場に行っても虫少ないし、寒いし……という感じ(^^;)
でもまぁ、せっかく券をもらったんだから行きますか。




そして待ちに待った日曜日の朝。



私「使える日が決まってるかもしれないから、券を見せてごらん」

息子「わかった」
…ガサゴソ…ガサゴソ…(ランドセルをあさる音)


息子「……学校に忘れてきた……(顔面蒼白)」


直後うずくまる彼。

息子「うわあああああぁぁーーーんっ(T□T)ごんぢゅう゛のもりにいげない〜っっ(TдT)うええぇぇーーーんんっ(T□T)」



これほどの大号泣は久々に見ましたね。
普段はあんまり泣かないやつなんですよ。
どんだけ虫が好きなんだ。


「小2にもなって、そんなことで泣くな!」と一喝したものの、結局涙に負けて連れて行くことになりました(^^;)




群馬県桐生市にある『ぐんま昆虫の森』は
里山まるごと!な広い敷地内で、自然や生き物とふれあい色々な体験をしよう♪という施設です。


入場するとすぐに大きなドームが目に入ります。

こちらは昆虫観察館で、ドームの中は温室になっているんですよ〜。


昆虫観察館には、世界中の虫が展示されています。

クラフト体験や飼育室探検ツアーなどのイベントもあって、子供大喜び!



特にうちの子供らに人気なのが「昆虫おさわりタイム」笑
定番のカブトムシ・クワガタから、ヘビにトカゲ、はたまたゴキブリ(なんか外国のヤツ)や巨大イモムシ(カブトの幼虫)といったお母さん悲鳴ものの奴らまで、スタッフの方の解説付きで触ることができます。


ヘビやトカゲなんか意外に大人しくて、さわり心地もイイもんです(*^_^*)

しかしカブトの幼虫だけは、何度行っても触れない……
苦手なんだよぅ。イモムシとかミミズとか(´д`)泣
他の虫はわりと平気なんだけどな。


そんな私も大好きなのが、先ほど外から見えたドーム状の温室。
亜熱帯の環境を再現しているそうで、中はポカポカ。湿度も高くてお肌に良さそう。笑
冬場はもうここから出たくありません。



外では見られない花々の周りをひらひら舞う蝶々。
まるで楽園だわ〜(>_<)

ついつい写真を撮るのに夢中になっちゃいました。
放し飼いだから、触れるほど近くで撮影できます。




世の中には綺麗なチョウがたくさんいるんですね〜。


しかし、決して木の幹や葉の裏に焦点を合わせてはいけません。
けっこうエグいのがいます。
デカいコオロギとか。
派手なバッタとか。
夢見心地でいたい方は中空だけ眺めていましょう。


さて、そんな温室から寒空の下へ引っ張り出されると、いよいよ里山ゾーンが待っています。

もうすでに息子の姿は見えません。



春に来たときはあちこちに野の花が咲いていてきれいでしたが、さすがに今の時期は淋しい感じがしますね。
うぅっ…やっぱり寒い{{(゜д゜;)}}



本気で里山を攻略しようとするとかなりの時間と体力がいるので、お散歩ていどに散策を楽しみました。





散策コースの途中にはかやぶき屋根のおうちがあります。

ここではお餅つきや昔の遊びを体験できたり、かやぶき民家の中を見学できたりします。



「すごくない?俺すごくない!?」
とパパが得意げに竹馬に乗っていました。
残念ながら子供達から尊敬の眼差しを向けられることはありませんでしたが、あんなに真剣に遊んでいるパパを見たのは初めて。笑
長年のブランクを経ても竹馬に乗れたことがそーとー嬉しかったようです。



こんな風に大人も楽しめるかやぶき民家。
童心にかえって遊んでみてください(^^)/




散策ついでにクイズラリーにも挑戦。
施設内各所にあるポイントをまわって係の人に解答用紙を渡すと、昆虫カードがもらえるんです。
このカードは色々な種類があって、集めると昆虫図鑑になっちゃいます。
もちろん息子も収集中。




思う存分虫を探し、たくさん遊んだ帰り道、息子はとても満足げな顔をしていました。
号泣した甲斐があったね(^^)笑




後日、学校に忘れてきた券を持って帰ってきた息子がひと言。

「これでもう一回行けるねっ♪」

……う、うん。そうだね…。暖かくなったらまた行こう(^^;)