早朝、コスタリカの太古の森を、ケツァールさんの鳴きまねをしながら、ガイドのお兄さんと歩き回ります。
ぴーう、ぴーう・・・・(鳴きまね)
ガサッ!!
いた!
急げ!
凄い早さで森の中を駈けて行くガイドに送れないように、苔むすジャングルを走ります!!
静かに!!
目を上にやるとそこには夢にまで見たケツァールさんの姿が!!
おー!!かわいー!!
お兄さんの持っていた望遠レンズを借り、シャッターを切ります!
曇りがちの天気と逆光で綺麗な色がなかなかでないけど、確かにそこには本物のケツァールさんがいました!!
見つけたのはメスで、尾っぽが短いですが、つぶらな瞳は間違いなくケツァールさん!!
ああ、ありがとう!出て来てくれて!
滅多に出会えない幻の鳥という付加価値抜きで、この森の中で何か特別なオーラを持っていました。
ケツァールさんはいたかと思うと、次の瞬間には消えてしまう不思議な鳥だとお兄さんが言うように、消えていなくなってしまいましたが、
この後で、尾っぽの長いオスのケツァールさんにも一瞬出会えました。龍のように飛んで行くその姿はまさに火の鳥でした・・・。
満足して宿泊していたバンガローに帰ると
犬たちやハチドリさん達がいて、ああなんかすごい幸せな気持ちになりました。
自分が好きなもの。心許せるもの。委ねられるものがここにはありました。
それはとても幸せな事だと感じました。