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マンガ

火の鳥

ひのとり

漫画 コミック

関連語:リスト::漫画作品タイトル

作者:手塚治虫

様々な雑誌を転々として書かれ、手塚治虫ライフワークとされている連作マンガ。

飲むと不老不死になるという火の鳥の生き血をめぐり、いろいろな時代で様々な人々の思惑が交錯する物語。

劇中設定時代は、古くは古事記以前から始まり、室町戦国・宇宙開拓時代や人類滅亡後など多岐にわたる。これらは一見何のつながりも無いようだが、同一登場人物等が何人かおり、物語が古事記から宇宙開拓・滅亡へとつながり、そして再び人類の再誕生へとつながっている事がわかる。

手塚自身は、「神話時代→超未来→古代→未来→中世」という様に、時代を交互に描き、最後は「現代」もしくは「鉄腕アトムの時代」にして、終わる構想であったが、途中でその構想に破綻をきたしている。

作品一覧

黎明編

初出:『COM』(1967年1月号〜1967年11月号)

3世紀の日本。ヤマタイ国とクマソ国の争いに翻弄されるヒナクとナギの姉弟、ヒナクと結ばれるヤマタイの間者グズリ、防人猿田彦たちの数奇な運命を描く。

未来編

初出:『COM』(1967年12月号〜1968年9月号)

西暦3404年。人間たちは地下都市メガロポリスで暮らす中、戦争が勃発し、あらゆる生物が死に絶える。

ヤマト

初出:『COM』(1968年9月号〜1969年2月号)

古墳時代の日本。対立する国家の禁断の恋。

宇宙編

初出:『COM』(1969年3月号〜1969年7月号)

西暦2577年。宇宙船で事故が発生する。

鳳凰編

初出:『COM』(1969年8月号〜1970年9月号)

奈良時代茜丸と我王の2人の仏師の宿命の戦い。

復活編

初出:『COM』(1970年10月号〜1971年9月号)

西暦2482年。生命と機械の差異に迫る。

羽衣編

初出:『COM』(1971年10月号)

10世紀、三保の松原。天の羽衣の伝説を舞台風に描く。

望郷編

初出:『マンガ少年』(1976年9月号〜1978年3月号)

エデン17という小さな星で子孫の繁栄のために健気に生きる地球人ロミ。老いた彼女は地球への望郷の想いを募らせる。

乱世編

初出:『マンガ少年』(1978年4月号〜1980年7月号)

平安末期。源平合戦に巻き込まれれた者たちの物語。

生命編

初出:『マンガ少年』(1980年8月号〜1980年12月号)

西暦2155年。視聴率を上げようと焦るTVプロデューサー青居は、クローン人間による殺人番組を考案する。

異形編

初出:『マンガ少年』(1981年1月号〜1981年4月号)

戦国の世。残虐非情の父を恨み、その復讐のため尼を殺した左近介に恐ろしい因果応報が巡ってくる。

太陽編

初出:『野性時代』(1986年1月号〜1988年2月号)

千年の時代を隔てた2人の主人公により、2つの物語が並行して進行していく。白村江の戦い新羅に敗れ、狼の顔を被せられた主人公、百済国王一族の少年ハリマは飛鳥時代の日本に漂着して犬上宿禰(いぬがみのすくね)と名乗り、やがて壬申の乱に巻き込まれてゆく。一方、21世紀の日本は光一族に支配されており、地下世界(シャドウ)に住むもう1人の主人公、坂東スグルは工作員として生きていた。

大地編(シノプシスのみ)

初出 : 『月刊ニュータイプ5月号付録「手塚治虫MEMORIAL BOOK」』(角川書店/1989年刊行)、その他にも証言複数有り。

日中戦争時の上海を舞台に、関東軍の戦意高揚のため、中国大陸に伝説の仙鳥の探索を計画する。

アトム(再生?)編(構想のみ)

現代(完結)編(構想のみ)


映像化

実写映画化

火の鳥

監督:市川崑

アニメ映画

火の鳥2772 愛のコスモゾーン』

1980年公開

火の鳥・鳳凰編』

1986年公開

アニメ化

2004年NHK-BSハイビジョン総合テレビ

TVゲーム

火の鳥 鳳凰編 我王の冒険(ファミリーコンピュータコナミ1987年

火の鳥 鳳凰編(MSX2コナミ1987年

そのほかにもラジオドラマ化、舞台化多数。

余談

この作品を好きな芸能人も多く、ゲームセンターCXでよゐこ有野が「光浦(光浦靖子)から全巻借りたがまだ返してない」と言っている。

ローリー寺西はこの作品に登場するロビタというロボットに感銘を受け、同名の『ロビタ』という曲をすかんちで発表している。

手塚治虫が多くの人々に愛されるのには、ポップな作品を作り続けた一方、ブラックジャック火の鳥のように、メッセージ製の強い作品を描いたからとも言えるだろう。

目次
  • 火の鳥とは
  • 作品一覧
    • 黎明編
    • 未来編
    • ヤマト編
    • 宇宙編
    • 鳳凰編
    • 復活編
    • 羽衣編
    • 望郷編
    • 乱世編
    • 生命編
    • 異形編
    • 太陽編
    • 大地編(シノプシスのみ)
    • アトム(再生?)編(構想のみ)
    • 現代(完結)編(構想のみ)
  • 映像化
  • 余談

アート

火の鳥

ひのとり

公演名

 NINAGAWA 火の鳥(にながわ ひのとり)

上演日

 2000年11月3日〜5日

原作

 手塚治虫 著の漫画「火の鳥」より

主演

埼玉県与野市(当時)のさいたま新都心北端に建設された「さいたまスーパーアリーナ」のこけら落とし公演として2000年11月に上演。

非常に珍しい「360度アリーナ」という三次元空間で行なわれたミュージカル。公演期間は3日間と短かったが、見る人に与えた影響は計り知れない。ミュージカル上で歌われた「ロミのアリア」は、「癒しと感動」のナンバーとして、今でもこの曲を聴きたいと思っている人はたくさんいる。ぜひ、再演を望みたい。

音楽

火の鳥

ひのとり

 ロシア作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーバレエ音楽

 『ペトルーシュカ』、『春の祭典』と併せ、ストラヴィンスキーの三大バレエと呼ばれる。

 ロシア民謡風のモチーフを多用した平易で美しいメロディーと、後の『春の祭典』で発露される前衛性(『カスチェイの手下の凶暴な踊り』に見られるラジカルなリズムの使用など)が混在した、他にはない魅力を持った作品である。

 全曲版と演奏会用の組曲番が存在する。

アート

火の鳥

ひのとり

原題:불새(プルセ)(ハングル表記)

韓国 MBC で2004年に放映されたドラマ。日本でも KNTV で放映された。

主な出演者