はてなダイアリーでは「へぴゅーNT/というわけで(ry」だった何か。
まとまった文章が中心。日々の短文はmb(ryにあります。

centrosome

キーワード「自由理系同盟」からのアクセスがあったので取り上げてみたり。
keyword:自由理系同盟


さらに、キーワードを含む日記にちょっとお邪魔してみたり。
[id:sifue:20050314#p1]
[id:mkiryu:20050228#1109589394]


多分、前者の方はこちらと同じだいが(ry*1

  • 最近、「やっぱり自分は『理系の振りをしているだけの文系』だったのか」と気付かされることの多い自分としては、「理系学生って社会の何?」というタイトルに、「そもそも理系学生って何?」などと思ってみたり。
    • 「ちなみに、理系学生が理系に来る理由はなんでしょうか?」という一節にちょっと唸ったり。こちらも科学者やらエンジニアやらには憧れましたが、所詮自分の場合それは「手の届かないものに対する憧れ」でしかないのではないか?という(ry
    • 人間、限界が来るときは来るわけで。努力で全てがカバーできるわけが無く(ry
  • 次回からは博士ネタ等も取り上げるそうで。

後者の方については生命ネタに触れていらっしゃったり。

  • 「生物学や生命科学といった分野は、新たな生命を生み出せる可能性もあるわけですが、そのためにはもともとある生命を研究した後で為せることです。」…多分、生み出すのは生命工学の役目じゃないかとも(ry
    • 今でこそ生物の作った物質を(そして、時には生物そのものを)利用する学問ですが、最終目標は「役に立つ生物を作る」とかその辺じゃないか、と思ったり。工学じゃないんであまりいい加減な事言えませんが。


もう少し(と言わずもっと)書きたいんですが、時間が…(汗)*3


というわけで(ry

*1:あの、素敵な「取っ手」と「出っ張り」が見える…

*2:一つだけ分かる事は、今度自分が修士2年になることと、(いろいろな意味で)選択を誤ると不幸になるって事くらいです、ええ。

*3:後で付け足す予定ですが、もし日付が変わってしまったらその時はごめんなさい(爆)

そして再び訪れる

Nightmare City関連

[id:mbr:20050130]のページがGoogleのキャッシュから外れたらしく、今日になって訪問数が激減。
にしても、外れるのはどういう理由なのかちょっと気になったり。単に古いから?

「続きを読む」記法関連

ありがとうはてなさん、これでまた「日記」が付けられます。
スーパー続きを読む記法の追加について - はてなダイアリー日記


思えばほぼ1ヶ月前、ですか…。この1ヶ月は妙に速かった…。

  • 諦めきれず従来の記法を続けつつも、すぐには対応されないようだと思い、ヘッダに注意書きなど入れて来た訳ですが…本当に、よかったよかった。
  • スーパー続きを読む記法、万歳。*1
  • これにより、またアンテナ対策として「次の日に日記を足す際、前日の日記に『続きを読む』を足す」形式復活。

ちなみに、「続きを読む」記法の仕様変更に関しては
http://d.hatena.ne.jp/sugio/20050315#b
に、皆様の苦情の数々がまとまっていました。

  • こちらが書いた記事もしっかり入ってます…いやはや、今読み返してみると明らかに感情的になりすぎな部分が目立ち(ry

*1:うれしくてついつい「====」を検索して、出てきたものを片っ端から=五個に書き直したり…

anemone/anymore

例の浅倉大介「量子赤6曲目」*1を聞きつつ、書くべきエントリーシート*2とか、考えるべき応対*3などよりも先に、先の二つの日記についてささやかながら付け足してみる訳で(ry

「理系学生って社会の何?」についてのいくつかの思考の断片

及び、自分の高校〜学部時代を振り返って。


まず最初に、私自身は元々文系であり*4、特に数学や物理といったものは(私立文系を目指すようなタイプの人よりはマシといった程度で)現在在籍する大学及び大学院のほぼいかなる人間*5にも『勝てない自信がある』事、及び現在の専門は(相当バイオよりの)バイオインフォマティクス*6である事をお断りしたいと思います。*7

最初に、文系の学生なんかが抱く理系の学生というのはどういうものでしょうか?少なくとも数字やコンピューターに強そう、そして、最近は就職が有利、とかそういう印象を持っているのではないかと思います。(アキバ系の人が多いというのも(苦笑))


はい、思ってました。
理系に転じる時、親への説得理由の一つに「就職が有利」というのを上げました。
東工大の人は全員コンピュータに強いと思ってました。*8
アキバ系が多い事を期待していました。*9


でもそれ以上に、そもそも「理系」という存在が格好良く見えるといいますか…
数学や物理といった「(自分には到底理解できない)難しいもの」を、自在に操ることが出来る、ただそれだけで「凄い存在」な訳です。

  • そういう意味で、同じ理系でも理解し易い分野(筆頭は多分生物…)とそこに関わる人々はあまりすごく見えな(ry

ちなみに、理系学生が理系に来る理由はなんでしょうか?少なくとも自分は数学と物理、化学が得意だったこと、そして大企業や内外の研究所に所属して…(以下省略)


文系だった私が理系に来たのには…
積極的な理由と、消極的な理由がありますね。


積極的な理由:コンピュータを扱う事が好きだったから。また、遺伝子工学にも漠然と憧れがあったから。これらの学問を専門的に学ぶには、理系である必要があると考えたから。


消極的な理由:地理と歴史が心底嫌い*10で、入試のためにこれらの科目を勉強する事など考えられなかったから。化学が(好きではなく、別段専門にもしたくないが)理系並に得意だったから。理系の方が就職に有利だから。理系の方がなるのが難しそうだから。


…物凄く志の低い人間なのがばれますね、これは(爆)

  • 結局自分の場合、「好き嫌い」と「得意不得意」が一致していない事が多いので、やりたい事をやろうとすると、必然的に不得意な事をやる羽目になったりすることが結構あって(ry
  • コンピュータを学びたいとは言っても、その後研究がしたい訳でもなく、そもそも研究なんて「凄そう」なものが自分が勤まる訳もあるまいと思い、「中学校の技術の先生*11になって、生徒にパソコン教える」などいう未来を描いていた高校時代。
  • 「理系になる」事が目標であり目的そのものであった、そういう時代。

それとは別に「大学に行く=専門の勉強を好きなだけやれて、やりたくない事はやらなくていい」と思っていた節もあったり。とにかく勉強したかっただけの存在ですな、かなり。*12

しかしながら、大学に入ってみてかなりのギャップがある事に気付きました。…


この方の場合、「将来科学者・エンジニアになりたい」「社会に貢献したい」という将来の目的意識がはっきりしているからこそ、ギャップを感じる事も多かった…のだと(ry
元々勉強したくて、理系になりたくて大学にやってきた自分には、ギャップ云々の前に「うわー自分だけついてけてないっぽいー」といった問題の方がよっぽど深刻で(ry

  • だからこそ、「自分が出来る学問」として生命科学を専門に選んだ、というのもあったり。他にも理由は数え切れないほどありますが。
  • 2年はとにかく、その先役に立つ立たないなんて事は何も考えずに勉強してましたね。というより、「何も知らないから*13とにかく学ばないと」という衝動に突き動かされていて(ry^^;

3年になって、知識的なものや学問体系的なもの、そして内部事情的なものも(爆)大体分かってくると、「じゃあ今後どうやって生きてくか」ということをたらたらと考え始めたり。

  • ただ勉強するだけのために大学に来たので、「研究」という奴がどのように行われるかさっぱり分からなかったのだが、3年前期の某授業で「手順」を知り、「あ、生物だったら自分でも『研究』できるかもしれない」などと適当なことを思うようになったりもし。
  • この頃、工学と理学の違いについてはっきりと意識。自分はあくまで理学の人間である事を自覚。*14

多分、そのまま実験生物系の研究室に上がれば、(向こうでしふーさんが書かれているのとは異なり)「それまで学んだ知識」は結構役に立ったのだと思います*15。研究室によっては、学生実験の復習を通じて実験の練習をさせたりするみたいですし。

  • 自分の場合、4年になってさらに分野的にちょっと違う方向に進んだ*16ので、再び一から出直し。お蔭で知識の幅は広がった。

つまり、大学での研究の殆どが、サイエンスに貢献する事を研究しているのであり、社会に貢献することはやっていない場合が多いという事が言いたいのです。


社会に貢献=利潤を生み出す=企業が飛びつく。
社会にあまり貢献しにくい=利潤になりにくい=企業が手をつけない=大学がやる。
そういう構造が出来上がっているのでは?

  • 大学の人間がその分野の基礎を固めて、企業を参入しやすくする、とも。
  • 誰かが基礎をやらねば応用は成り立たない、とも。

理工系の大学で普通に勉強や研究した事を元にして職にはありつけない。そして、大学で学んだ技術で食っていくことはできない。


この結論はいろいろな問題をはらんでいるとは思うのですが。

  • まず、「大学で学んだ技術」とは何でしょう。大学で「最低限の知識と知識の習得方法」「研究に必要な物の考え方・データの整理法・発表方法」*17は学んだ気がしますが、断じて技術を学んだ覚えは(ry
    • 自分が理学だから?いや、実験手法等の「技術」を練習させられた事はあるが、それ自体は「実にささいなこと」だと思ったのだけども…。
  • 「普通に勉強や研究した事を元にして職にありつく」…ことが出来るのは、博士後期過程を出た人では。むしろ、博士後期過程の方は「それ以外の道が狭すぎて困っている」訳で。
    • ここで、さっきの「大学と企業の研究内容の必然的ギャップ」が足を引っ張りはしますが、じゃあ大学院の研究が全部企業受けするような物になればいいかというと、もちろんそんな事はないわけで(ry
    • それこそ「学士=せいぜい数年程度知識を詰め込んだだけ。専門を名乗るなんておこがましい」のでは。*18

…他にもいろいろと思うところはあるのですが、全体として「一体、大学に対して何をそんなに期待しているのだろう?」という疑問を強く感じました。

  • 元々「金儲けのための団体」ではないのだから、ただ「興味」の赴くまま研究をしている面が強くて、ものづくり・技術開発に躍起にならなかった…だけなのでは。これから徐々に変わるでしょうが。

やや揚げ足取りっぽい感じで自分でもちょっと嫌ですが、とりあえずこの辺で一区切りつけようかと。

  • 「サイエンスに貢献〜」のくだりに、「それのどこに問題が…?むしろ、企業は何かにつけすぐ『開発』ばっかりで就活してるこっちは本当、嫌になっちゃうよ」と思った自分は明らかに理学系。
    • で、「基礎研究やってる企業もあるけど、それにしたって結局割と金になりそうな分野*19しかやってないし、なんて世知辛い世の中なんだ」とかほざいたり(ry
    • 夜書くと論旨がめちゃめちゃになってそうで怖いけども、書いた以上は更新(爆)

*1:略しすぎ…正式名称は「Red Coder "anemone"」

*2:明日の3時締め切りですが何か?

*3:明日の夕方ですが何か?

*4:法律か、心理でもやりたいと思っていた

*5:一部の文系教員及びそこに所属する院生を除く

*6:生命出身だけど実験はしない、これ最強(か?)

*7:数学と自分の確執(謎)については[id:mbr:20050127#p2]にこれでもかと言うほど書いてあるので詳しい事はそちらへ。読んでぐったりしても責任もてません(謎)

*8:で、入って愕然とする訳ですよ。はっきり言って、ありえない、と。

*9:これもまた…(ry

*10:ただし、そこまで不得意ではない。やってやれないことはないし、数学・物理よりは理解も速い。

*11:私にコンピュータというものを教えた先生。Dosプロンプトに「呪文」を打ち込む様に強い憧れを持ったり(ry

*12:今でもあまり変わらない気もするけども。

*13:1年の時と専門が違う上に、元々やりたかった分野でもないので、知識が少なかった

*14:「物の原理が分からなければ、そこから何かを作り出す事なんて出来ない。目先の利益にとらわれて、原理をないがしろにする事は許されまい」「自分はただ学びたいだけで、その結果得られた知識を独り占めする気はない」

*15:多分、この辺分野によると思われる。自分が3年で受けた授業=各研究室がやっている研究の紹介+それを理解するための知識なので。もちろん、学部3年までで学んだことが役に立たないというのは、ある意味「定説」ではあるけども。

*16:これをやるためにまた一悶着あったけども…。とにかく実験技術はどんなに練習してもおそらくうまくならない+コンピュータを使う方が明らかに得意なのが分かっていたので…。

*17:この辺は大学院入ってからかもしれない

*18:これもまた専門によるんですけどね…。自分の場合は本当に「分厚い教科書一冊を覚えただけの存在」でしたが(今は違うと思いたい)。

*19:DNAコンピュータとか、量子コンピュータとか(例は適当)。こういう分野にたまたま院での研究内容がかすっていたりすると実に幸運なのだが、自分の場合余裕でかすらない。