リオン・ウェア@コットンクラブ

確かに3日間の6ステージだけでは母数も少ないから、WEB上にまで当日のあの盛り上がりや歓喜が表れて来ないのも分かるけど、しかしついこないだ日曜のリオンのステージを思い出してはその余韻を求めて何度か検索を試みたものの、やはり無いものはない。ていうのがなんだか残念。僕が観た日曜日の2ndステージはつまりは最終公演、リオンの、そして会場の盛り上がりはどうやら最高潮だったようで、もうしばし浸っていたいという想いから、メトロに乗りながらリオンやマーヴィンを聴き返す日々。

・・・と思っていたら一つあった。SOULやAOR等に強い音楽ライター金澤寿和氏によるブログ『Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜』のこの記事↓

金澤氏について実は僕は良く知らないものの、そのブログは僕がはてなを始めた頃からアンテナに入れていて、時折読ませてもらっていた。というのはまあだからどうということではないものの、流線型などを買う際に背中を押してもらったような記事があったりと、ちょっとだけ思い入れのあるブログではある。
で、金澤氏が観た回も僕と同じ日曜日の2ndステージ(=最終公演)だったようで、その最終公演へのとても的確な解説が書かれている。セットリストも記事内で分かるのでもし興味ある人は是非。
またその記事を読むと、会場には流線型の一行も来ていたようで、(予想はしていたもののやはり)結構色々な人が来ていたんだなあというのが分かる。片寄明人夫妻が来ていたのは教えられて気付いていて、全公演ではそれこそもっと様々な人が来ていたんだろうなと。

THE NEWCOLOURS『Be smart!』


前回のエントリでもリオンの後にSPKというあまりに唐突な展開を見せたこのブログだけれど、このエントリでも脈絡なく、今度はNEWCOLOURSを。と言ってもネット上に音源が見つけられないし、02年に出た再発CDも軒並みSold Outでリンクも貼れないっていうホント自己満エントリなのだけど。
ともあれNEWCOLOURSは80年代後半(87〜91年くらい?)にドイツで活動していたネオアコギターポップバンド。2枚のアルバムと2枚のシングルを残している(らしい)。青臭さという言葉で喩えるとすればその言葉は彼らの全ての音源に当てはまるほどその曲はどれも若さに溢れていて、とはいえそれは稚拙という意味とは違う性急さや刹那の感性といった感じ。VocalのGernot Bramkampの声は、大きくROCKと括られるジャンルの中で*1僕は最も好き。
で、これまで2枚のアルバムのみ僕は持っていたのだけど、最近ようやく、ずっと欲しかった12吋『Be smart!』を手に入れた。目当てはといえばそこに収録されている「Again&Again」(2ndアルバム収録)という曲の別バージョンである「A STAR IN YOUR EYE」。別バージョンと言っても単に演奏が異なるだけでなく曲の構成から既にかなり異なっていて音数も少なく若干粗いとも言えるのだけど、しかし「Again&Again」に慣れていた耳にはそれも新鮮でとても格好良い。
現状、僕がこれまで買ったアナログの中で最も高い金額を出した盤だったりもする。一生売らないだろうな。

*1:ざっくりとした意図としては、SoulやR&Bやその周辺を除いて、という意味でのROCK