仏財政赤字、GDP比3%への削減は1年遅れの見通し=財務相
モスコビシ仏財務相は10日、同国の財政赤字が欧州連合
(EU)の規定内に収まるのは、目指していた2014年ではなく
2015年になるとの見通しを示した。
同相は会合でロイターに対し「欧州委員会は、フランスが
(財政赤字を)対国内総生産(GDP)比3%以下に収めるのに
2年の猶予を与えた。われわれはこの猶予を活用する」と述べた。
政府は今年の財政赤字削減目標を対GDP比3.7%とし、
来年には同2.9%まで低下させることを目指していたが、
税収が弱く目標を達成するにはもう1年かかるとの見方が
広がっていた。
財務相はRMCラジオに対し、今年の財政赤字について、
予想をやや上回るとの見通しを示した。
オランド大統領は、25日に発表する2014年予算の中で
最新の財政赤字目標と成長予測を示す。