うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

一福

一福の大将は確か広島市の出身で、小学校の先生をされていたそうです。丸亀市の「やおの中村」のうどんを食べられていたく感動し、安定した職を投げ打って「中村」に弟子入りされました。そして、以前この地にあって、閉店していた「一福」のロケーションを気に入り、店舗を譲り受け、そのまま「一福」の屋号も使われています。このようなエピソードの中に、大将の決意、情熱、そして謙虚さを感じ取ることができます。「一福」で出されるすべてのメニューに大将の人柄が表れているような気がします。だからこそ今日のような繁盛店になったのだと思います。
真摯な姿勢で仕事に取り組むだけに、体調がいつも心配になります。

いつもの「ざる」で。


細くて、滑らか、しなやかなのに、しっかりした腰がありますね。
ついつい手が伸びる「いなり」。僕はスダチをかけて食べるのが好きです。

大将は毎日、温度、湿度、粉の状態に細心の注意を払われているようで、いつも安心して食べることができます。