10,一ノ関〜気仙沼(14:46〜15:59)

↑盛
キハ100-3(WC)
キハ100-33(WC)
↓一ノ関

さて、一ノ関駅からは快速スーパードラゴンにて気仙沼方面へ移動します。

一ノ関以北は仙台支社から盛岡支社へ管轄範囲が変わるため、同じ701系も塗装が薄紫色へと変わります。雪を浴び、車体からはつららも垂らし、いかにも冬の雪国らしい佇まいを見せる701系を撮影。

そして、構内のヤードには首都圏での運用を外れ、房総地区への転用の改造工事待ちをしている209系が疎開されていました。首都圏では滅多にない雪を被り、こちらも寒そうな佇まいです。

乗車予定のキハ100系を使用した快速スーパードラゴンはこちら。地元の人の乗車や、首都圏から新幹線などで来た人が乗り換えているようで、車内はボックス席に2人程度が乗車する程度の乗車率でした。

車体横には、こちらのロゴが取り付けられていました。龍のイラストが何処かかわいらしいですね。
さて、一通り写真を撮り終え、車内で落ち着いたころに列車は発車。雪国に積もった雪の重みらしく、どこか重苦しい雰囲気を感じさせる列車は、ゆっくりと気仙沼を目指します。
さて、この路線、「ドラゴンレール」と呼ばれるのには所以があり、途中の陸中門崎〜千厩の区間で大きく北方向に迂回するルートをとっています。嘗て鉄道が全国各地に建設の進んだ時代、「我田引鉄」の言葉に代表されるように、地元に鉄道を通すための色々なせめぎあいがあった時代の名残だようで、現在では逆にそれが龍が身体をくねらす姿のように見えることからこのように呼ばれるようになったそうです。
乗客は大半がそのまま気仙沼まで乗り通すようですが、地元の学生などが途中駅で時折下車して行きました。

どんよりとした雲が空を覆い、16時前というのに何処か薄暗い雰囲気が感じられます。
そして一ノ関を出発して1時間少々で、気仙沼駅に到着。この駅で大半の乗客が下車するようでしたが、逆に盛方面への乗客が同じぐらい乗車してきました。