目ずらし記事

mezalaのブログ

長崎は今日もハレだった(7/28) その2

 めずらしきこと。

 帰宅してから調べてみると,一風堂太宰府インター店の場所はナビが教えた位置と異なり,国道3号線の反対側であることがわかった。FUJITSU TEN ECLIPS の情報が古かったのだろう。バジェットのお兄さんのせいでもないし,もちろんわれわれのせいでもない。
 実は,筑紫野インターからラーメン大助に至る間も3号線に出ようとして失敗し,道を戻るようなこともしていた。とにかくはじめての土地だ。ナビ慣れしていようがいまいが,迷って当たり前なのである。
 昼食を済ませてまっすぐ太宰府天満宮に向かう。あまり近づいてから駐車場に入ると満車のおそれがあるので適当な屋根の無い駐車場を借りた。環境税100円加算で500円。もっと近くで400円と表示されたところもあったが,おそらく環境税を含まない料金に違いない。ああいうものは横並びなのだ。500円と示した方が良心的なのだろう。



 あれほど天気を心配していたのに外は炎天下になっていた。しばらく歩いて入ったところは大樟(楠)のある本殿の横腹にあたり,そのまま一旦は本殿の境内に入ったのだが,やはり正面から入場したほうがよかろうということになり,社務所と絵馬堂の間を抜けて参道に出,中世の鳥居をくぐり,心宇池の大鷺を見ながら太鼓橋をふたつ渡って手水に至った。



 楼門を抜けるときになにやら霧を浴び消毒されているような気分になりながら,ふたたび本殿に至ってたった10円の賽銭にしてはアレコレと無理難題の願い事をする。有名な飛梅はろくに見ずに左手の皇后の梅をしっかり見てしまった。まぁ,梅は梅である。



 麒麟と「うそ」の取り合わせに首をかしげながら戻り,鳥居を出て浮殿に至って「東風吹かば」の歌碑を探す。巨大な梅の木に気を取られて通り過ぎてしまったらしい。歌碑は延寿王院の入り口にあった。
 縦長である。

長崎は今日もハレだった(7/28) その3

 めずらしきこと。
 太宰府天満宮の参道を下ってくると,梅が枝餅を売る店が立ち並んでいる。昼飯からあまり経っておらず,餅が結構なボリュームに見えたので,焼きたてを2個だけ買って車に戻り,まだ熱い餅を半分に分けあって食べた。
 天満宮の近くに博物館があり,先だって東京で行われていた阿修羅展が開催されている。東京と合わせて入場者が百万人を超える盛況だということだ。近いので気持ちは少し動いたが,わたしも妻も興福寺で観覧したことがあり人ごみも嫌いなので,長崎に直行することになった。
 福岡方向へ少し戻るように太宰府インターに至り,九州自動車道に上がる。鳥栖のジャンクションから長崎自動車道に入ると,ナビ姉さんは「5キロ以上道なりです。」と言ったきり沈黙した。肝腎な道を教えてくれなかったり,助言のタイミングが欲しい時とずれているナビ姉さんでも,黙り込んでしまわれると寂しいものだ。
 後部座席では子どもらがゲームの話をずぅーーーと喋っている。…と思っていたら,ふと気がつくと沈黙していることに気付いた。バックミラーを通して見ると,ふたりとものけぞって爆睡中である。倅の所有するゲームをふたりともやっているのだが,ネタバレを嫌う娘をおそれている倅が饒舌になるのは途中までで以下自粛…となるため,さすがに話のネタが尽きたらしい。
大村湾を望む



 静かになったところで佐賀県内をひた走る。ただ走る。事前に長崎自動車道のパーキングに名物がないかどうか調べてみたところが,何もなかったらしい。そのため佐賀県はただ通過するだけになってしまっているのだ。自動車道の名称が不満とは言え,何かしらサービスの提供をおこなって儲けることを考えたほうが良いのではないだろうか。結局,武雄ジャンクションを経て長崎県内に入るまで,休憩なしに走ってしまう。ドライバーは休みたいのだ。しかし休むに値するパーキングは大村湾までないのである。
びわソフト

 長崎自動車道唯一の名物となっている「びわソフト」目当てに大村湾パーキングに寄る。意外なボリュームに驚きつつ,ほのかなびわの風味を堪能した。反対車線のパーキング側に大村湾を眺望する。どちらかといえば宮崎的な風景と思いつつ,やや湿った空気を吸った。びわの香りをまたほのかに感じた。