なぜ「一年ののち」

会社の隣り席の維尼(ウェイニィ)*1に聞かれた質問。
これはフランソアーズ・サガンが書いた『一年のうち』から取ったの。

話題だった映画の「ジョゼと虎と魚」の主人公がいつも読んでいた本。

わたしも愛読していた。

サガンは不思議な魅力がある。

フランス文学は全然詳しくないけど、サガンの本は何冊か読んだ。

彼女の本を読むと、時間がゆっくり流れる錯覚に陥る。

わたしにとって、東京での暮らしは時々ひどく孤独を感じる。

この本の全体に漂うなんとも言えない雰囲気。

どこか諦めているような、無為で静かな悲しみ・・・

それに似た感情は自分の中にある。

「一年ののち」という響きも好きなので、拝借することに。

*1:維尼とは、「くまのプーさん」の名前。
英語タイトルは「Winnie the Pooh」で、台湾では「小熊維尼」と翻訳されている。
日本はプーさん、プーさんだけど、本当の名前はWinneだよ。
隣り席のKさんは維尼に似てるのでわたしが維尼と呼んでいる。

ちなみに、維尼はわたしが倒れた時、助けてくれた人。