会社の隣り席の維尼(ウェイニィ)*1に聞かれた質問。
これはフランソアーズ・サガンが書いた『一年のうち』から取ったの。
話題だった映画の「ジョゼと虎と魚」の主人公がいつも読んでいた本。
わたしも愛読していた。
サガンは不思議な魅力がある。
フランス文学は全然詳しくないけど、サガンの本は何冊か読んだ。
彼女の本を読むと、時間がゆっくり流れる錯覚に陥る。
わたしにとって、東京での暮らしは時々ひどく孤独を感じる。
この本の全体に漂うなんとも言えない雰囲気。
どこか諦めているような、無為で静かな悲しみ・・・
それに似た感情は自分の中にある。
「一年ののち」という響きも好きなので、拝借することに。