うつせみ




うつせみの 常の言葉と 思へども 継ぎてし聞けば 心はまとふ


   万葉集 巻12ー2961



世間でよく聞く言葉だとは思っても、続けて何度も聞かされると心は戸惑うのです。





ニイニイゼミの抜け殻



ウチの庭で見つけた蝉の抜け殻二つ、お隣さんの枇杷の木についていたニイニイゼミの抜け殻一つ。
ニイニイゼミの抜け殻は初めて見ましたが、泥にまみれているという知識は図鑑で得ていましたのですぐ解りました。
庭にあった二つの、普段よく目にする色の抜け殻はどの蝉のものか、全く見分けられません。はてさて・・・?


今年は6月29日にミンミンゼミが近所の森で鳴きました。鶯の声と競うように。
いくらなんでも早すぎない? 季節が前のめりで感覚が付いて行けません。

ここ数年少なくなったように感じていたアブラゼミが、今年は一番多く庭にやってきました。
お隣さんの枇杷の木は、去年はツクツクボウシが大量発生しましたが、今年はニイニイゼミさま御用達。
連日、かすかな声で チ〜 ジ〜 と鳴いています。
他の蝉ほど敏感ではないのか、近づいてもじっとしているので写真が撮り易いです。
写した画像を見ると、色合いや模様に個体差があることに気が付きました。


ニイニイゼミ







この夏、珍しくクマゼミが家の近くに来て何度か鳴きました。年々増えている感じがします。
カメラを手にとり急いで出てみましたが、既にどこかに移動したのか見つからず。残念。
以下、庭で写したセミたちをご紹介。ヒグラシも来たのですが写せなかった。これまた残念。


ミンミンゼミ


ツクツクボウシ


アブラゼミ



今日は午後から雨になり、時おり激しく降った後の雨上がりの空です。そこはかとなく秋の気配。