Valentin's Day あれこれ

Valentine’s Dayあれこれ
陽射しは明るさを増し、居間の奥まで届いています。
家の中にいる限り、「ああ春はもう直ぐ」という気分になるほどに、
空気がぬくもって、冬が影を潜めています。
ところが外に出ると、その思いは一変して、「また雪が来そう」
となります。
まだまだ厚いコートが手放せない、2月の中旬です。


昨日のヴァレンタインデイ、
チョコレートとは縁がありませんでしたけれど、
楽しいことがいろいろありました。
友人と新宿で落ち合い、先ずはお昼、
なだ万で春色のミニ会席を。


そして、ローゼン弦楽四重奏団の演奏会に出かけました。
このカルテットのメンバーでヴィオラ奏者の友人からの招待でした。
調布の駅前の小さなコンサートホールは、
室内楽の演奏会には頃合いの100名ほどの椅子があって、
30分前にはもう満席となりました。
演奏曲目は
モーツアルト弦楽四重奏曲
フランクのピアノ五重奏曲
ピアノ演奏は永井幸枝さん、繊細さと迫るような力強さとを兼ね備えた
魅力的な演奏でした。
そして、弦の音の冴えて美しかったこと、
練習を重ね弾き込んでいらっしゃる様子が伝わりました。
演奏者のお知り合いが多かったのでしょう、会場は和やかな雰囲気、
気持の良い演奏会でした。
懐かしいお顔ぶれに大勢お目にかかりました。
京都からわざわざお越しのHさんからは、素敵なプレゼントを頂きました。
私の好みをよくご存知のHさんが手作りして下さった
和紙製のピンクの濃淡の薔薇のブローチ、

何よりもうれしいお品でした。
暫くお会いしていなくても、長い間お付き合いが続いている友人たちは、
お会いすれば、あっという間に元の気持が戻ってきます。
そして後に快よい、ちょっと甘い余韻が残ります。


Hさんと新宿で別れた後の乗り換え近道に、
京王デパートの地下を通りました。
歩くのが困難なほどの人混みは、ヴァレンタインデイの駆け込み、
チョコレートの購入の人波のようでした。
私は今年はチョコレートは止めて、
可愛い和菓子を家族や友人に送りました。
ご近所の馴染みのお菓子屋さんのご主人にお願いした品、

夢のある美しいお菓子は大好評でした。


ヴァレンタインデイに留守をした埋め合わせに、
今日のランチは次男にドリアを作りました。
海老とマッシュルームとホーレンソウの。
ワインを開けて、二人でカンパイ。

穏やかな日曜日の空に、
春の兆しの白雲が浮かんでいました。