小春日和の師走の日々に

 気が付けば今日はもう26日、あっという間に年越しです。
今年は「これをした」と言える程のことは何もしていないのに、
さりとて後悔するほど怠けていたわけでもないのだからと、
随分自分に甘くなったものです。


 師走に入ってから友人たちと行ったコンサートは3回、
その都度おいしいごはんと美しい音楽に酔って、命を延ばしました。
23日のメサイアが今年の打ち止め、
数年ぶりに第九は聴かず終いとなりましたけれど。
三回のコンサートで最も心に残った演奏は、
友人Fさんがビオラパートを受け持つローゼン弦楽四重奏団
ベートヴェン弦楽四重奏曲作品14番、
夫が最も愛した曲でした。しみじみ懐かしく心が濡れました。
久しぶりに会う友人たちとの会話もたのしく、
食事は、目にも心にも口にも適う素敵なメニューでしたから、


この日の印象は全て好となりました。
メサイヤはクリスマスにふさわしく、「ハレルヤ、ハレルヤ」と
キリストを讃える高らかな歌声は、
クリスチャンならずとも心洗われる思いして
心地よく夢心地で聴きました。

出かける日が、いつも明るく穏やかな日々だったことも、
心愉しむ手助けになったのかもしれません。


 今日は美容院へ行って、念入りな髪の手入れも済ませました。
明日は庭を埋めている照葉の掃除、庭ばかりでなく側溝も。

今年の紅葉は、遅く始まり20日までの2週間、
充分楽しませてくれました。


彩と言えば、今年は薔薇もよく咲いてくれました。
12月にはめったに咲かないピンクと深紅の大輪の薔薇が。


お蔭で、カメラの腕が少し上がったのではと一人合点しています。
心みちた明るい晩秋でした。

 
 充分楽しんだのですから、
年内残りの5日間はせっせと働くことに致しましょう。
今日はクリスマスオーナメントの片付けも済ませましたから、


明日からの日々はお正月に向けてまっしぐらです。