アンチ・カラヤン健在なり
ぼくはアンチ・カラヤンである。
リンク先のid:taknakayamaさんの日記でぼくは消されてしまった。http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20090213/p1
カラヤンのベートーヴェンはご多分に漏れず、友達や先輩のところでかなり聞かされてきたが、ぼくの心のつぼに嵌った演奏についに出会うことが出来なかった。
ぼくのつぼに嵌ったべートーヴェンの交響曲は第1はラトル/ベルリン、第2はシューリヒト/ウィーン、第3はピエール・モントウ/コンセルト・ヘボウ、第4はまだ無い。そして第5と第6はクレンペラー/コンセルトヘボウであり、第7はティーレマン/フィルハーモニア、第8、これは圧倒的にノリントン/シュトゥッガルトで、最後に控えし第9はクレンペラー/コンセルトヘボウの1956年盤である。
新しい演奏ではSUPPER AUDIO CDで聴くハイティンク/ロンドンの演奏がオーソドックスの極みである。
id:taknakayamaさんはカラヤンのCDを万人にお奨めと記しておられるが、ぼくはたとえ3000円あげるからカラヤンの指揮するベートーヴェン第3を聞いてくれよと言われても聞きたくない。
カラヤンが何故嫌いなのか、ぼくはカラヤンの演奏がピンと来ないからである。ぼくはカラヤンが解からないのだ。
だが、カラヤンが好きで他のひとが指揮したベートーヴェンは聴く気がしないという人をぼくは尊重する。
決して消し去ったりはしない。
しかし、しかしである。
カラヤンが嫌いなぼくを勝手に消し去ってしまうのは良くないなぁ、と思うのだ。
巨匠たちの音、巨匠たちの姿―1950年代・欧米コンサート風景
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