「味農家」野菜を自ら作って料理する、野菜が主役の店。(エル・オンライン)

エル・オンライン 2010年4月14日
http://www.elle.co.jp/atable/restaurant/restaurantdb/597


「せっかく店を出すなら、ほかの人がやっていないことを」。谷中の和食店で修行を積んだ河原潤治さんは、自ら野菜を作って料理する、野菜が主役の和食店をオープンした。畑作業から収穫、料理、サービスまで、すべてひとり。埼玉県越谷市にある畑で、無農薬・無肥料の自然栽培で野菜を育て、それを収穫して7品と10品のコースに仕立てている。肉や魚も使うが、それも味つけが単調にならないようにうまみをプラスする程度。あくまで主役は野菜だ。写真の「春野菜と庄内麩のロールキャベツ 有馬山椒あん」も、春野菜の食感や甘みを生かした仕上がりで、だしを煮含めたというより、あんをからめて楽しむ感じ。市場には出回らない未熟な空豆や南京豆のおいしさなどに出合えるのも、ここならではだ。


「浅草生まれの浅草育ちなので」と、店は浅草に程近い“おかず横丁”に。夜、すっかり静かになった横丁にポツンを明かりがともる、その風情も店の個性とマッチしている。 


店舗情報
東京都台東区鳥越1−5−5 
tel. 03-3866-3795
営業時間/17:30〜22:00LO
定休日/日、祝日
http://minoyavege.com/top 


メモ/ディナーは月替わりで10品¥3,500、7品¥2,500。アラカルトもあり、季節の野菜天ぷら5点盛り¥700、パリッと香ばしい焼おにぎり(小さめ2個)¥350、熱々出汁巻き玉子¥600。自家製の野菜ミックスカクテル¥550、柚子はちみつサワー¥550など。