ひなミッド


冷え込みが緩んで幾日ぶりかのプラスの最低気温。名古屋気象台の標本木で梅の開花を観測したと夕刊に出ていた。昨年より41日も遅かったそうだ。寒かった今年の冬を物語る数字だ。自分の日記の去年の今頃の時期を読み返してもそれが言える。


去年の2月20日。「雨水」を過ぎたらいっきに春モード。畑仕事で汗をかきアンダーシャツを取り替える。2月21日きのうより一段と穏やかで春の到来を実感させられる。豊田・平芝の梅林公園へ行く。早咲きの梅が光り輝いている。


二十四節気の「雨水」は確かに季節のターニングポイントになっている。去年も今年も気温の高低差こそあれ「雨水」を境に春モードに変わった。そして、昔から言われるように「雨水」が来たら春野菜の準備をはじめる。去年はその準備で一汗かいた。今年はまだその気になれないが・・・。


昔から言われている「雨水」から取り掛かるのが「雛飾り」だ。ウチは3人の娘が皆出て行ってしまって”元”しかいない。飾ることもなし。きのう多治見でマレーシア旅行の反省会があり、その帰りに瀬戸の「瀬戸蔵」に立ち寄り”ひなミッド”を見物。高さ4mのピラミッド型の巨大ひな壇だ。約800体の陶磁器・ガラスの創作雛が並んでいる。「ひな壇高きをもって尊しとせず、品格ある人形をもって尊しとす」だ。なんでも高けりゃええ ちゅうもんでない。