ファイアーウォールがついに故障

mikimnakao2008-07-07

七夕飾りは海洋資源化学研究室による恒例。屋上に上がったが、星は全天で3つしか見えない。福岡は明るすぎ。チカチカしながら近づいてくるたくさんの星が福岡空港に滑り降りていった。

6Fに続き、4Fのファイアーウォール(FW)も、先日一旦調子悪くなってからは、復旧したとは言えいつ動かなくなってもおかしくはない状態だったが、今日になってついに故障。ネットワークが不通に。2限に科学英語を終えたところで通報を受けた。
一応、FWよりも上流からはちゃんと接続できることを確認後、コンデンサー交換作業を開始したが、ハンダ吸い取り線と、極細ハンダゴテ、糸ハンダを自宅から持ってきてなかったので、実験魚の大量死などで凹んでいるN君に無理矢理たのんで家まで送ってもらい、道具を揃えてから作業を開始した。
 
(↑ CPU放熱器右下のケミコン3個がパンク。そのうち1つが電解液を激しくお漏らし)
すでに調達していたルビコン社のケミコン(1500 μF、10V)に付け替えたところで、学務WGの開始時間を過ぎてしまっていたので、そちらに顔を出した。学生さんに、いろんな関連機器のホコリを落としておくようにお願いしていたが、私が会議に出てる間に組み付けと配線をしてくれていた。光ケーブルの接続を修正するとネットワークが復旧した。ヤレヤレ。これでまたしばらくは大丈夫だろう。FWもギガビットハブも小さなファンがキンキンと回っているが、細かいホコリがすぐに詰まりそうな過酷な環境で働いている。たまには掃除機かけてかわいがってやらねばね。
S先生や何人もの学生諸君が「何か手伝うことは?」と近寄ってきてくれたのは嬉しかったし頼もしかった。ありがとう。

以下は備忘録

  • FWのケースを開けた後、基盤の全体像、様々なコネクタ付近をデジカメで撮影しておき、組立時に備える。
  • 基盤は底面だけでなく、シリアル/パラレルコネクタ部分でバックパネルにもネジ止めされている。
  • パンクしたケミコンを取り外すときは、30Wのハンダごてでは熱量不足。55Wの先細が良い。
  • ケミコンハンダ付け後は、プリント基板面を実体顕微鏡で観察し、細いパターンにハンダ滓が接触してないことを確認してから基盤を組み付け。
  • FWのCPU(セレロン)と放熱器の間にグリスがなかったので、少量の熱伝導グリスをつけて組み直した。
  • ギガビットハブの光入力と出力を間違えないこと。
  • 近いうちに5Fの同型にも同じ事が起こると覚悟せよ。

朝から16時くらいまでネットが不通となり、3号館4Fの皆さん、さぞかしご不便だったことでしょう。私のメールボックスにもJADCI関連の大事なメールがたんまり沈澱していた。