十億の人に十億の母あらむも
カラスは攻撃性が強く、怖がられることもあるようですが、
三羽烏というときは、ある特定の分野における優れた三名の人を指しますね。
真宗の僧侶で同じ石川県加賀の藤原鉄乗、高光大船、暁烏敏師は、
合わせて“加賀の三羽烏”といわれています。
必死になって雛を護るカラスに出会ったおかげで、
暁烏敏師の有名な歌を思い出しました。
「十億の人に十億の母あらむも わが母にまさる母ありなむや」
暁烏 敏師(1877年 - 1954年)は真宗大谷派の宗務総長をされ、
「念仏総長」として慕われました。
「我を照らされて」〜こころの時代〜で、
西川玄苔師が暁烏敏師を語っている動画に出会いました。
「暁烏敏という先生の名前が、澤木老師の講演の中に時々出てくるんですわ」
カラス仏が、「あけ“がらす”」師に遇わせてくれました。