まんがタイムオリジナル2016年4月号

まんがタイムオリジナル2016年4月号の感想
http://www.manga-time.com/link/data/magazine_09.html

らいか・デイズ』 むんこ

 らいかの両親のうち、勉強ができるのは父親だけど、母方のいとこも天才児なのだなあ。
 「男手ひとつ」 3コマ目、とりあえず同じエプロンをしてみたが、同じことはできない。

『社外秘!神田さん』 大乃元初奈

 「こういう本が入っています」 このサイズのダンボールに、ぎっしり本を詰めたら、絶対に重くて動かせない。

北斎のむすめ。』 松阪

 「問題児乱入」 江戸時代後期の爪切りは、和裁などで使う和ばさみで行っていたようです。絵師の家であれば、その他にも使える刃物があったのかもしれません。
http://www.misuzu-hasami.co.jp/zatugaku/zatugaku/nigirihasami-toha.html

 「いい大人が」 用水桶の「仲之町」は吉原内の地名。落語などで吉原を「仲(なか)」と呼ぶのは、この地名に由来します。
 「そっち」 1コマ目がお栄の『廓中格子先図』を思わせます。
http://lempicka7art.blog.fc2.com/blog-entry-145.html

『おかん』 小坂俊史

 「そうじゃないんだ」 ぶどうを1房買った時点で、原価率は100%をオーバー。テーブルの酢は、酸味料の代わりでしょうか。
 「シークレット」 2コマ目の「世界で3人」と4コマ目の「世界で3人」で、世界がぐるっと裏返ったような感覚を覚えます。
 「コーラの向こうがわへ」 4コマ目の「1本千円」が、後の伏線に。ペプシコーラの新味の開発ならば、おかんにも素質があるかも。
 「好きなのよアレ」 時間経過のある4コマ目。ジュンが状況を説明し、おかんが落とし、サツキが突っ込むという立体的な構成。トス→スパイク→レシーブといったところか。
 「曲げわっぱ」 3コマ目と4コマ目の間で、読者の時間差をミニマムにした構成。サツキの台詞の途中で3コマ目が終わり、台詞が終わる間もないまま、4コマ目の右端で、即座にオチになるというスピード感。4コマ目の左側では、状況説明とオチの補強を。
 「物理的に無理に」 誰にとってもメリットのない、迂遠な手法を採用してしまうあたり、サツキとおかんは母娘だよなあ。
 「半熟卵か」 よだれを垂らしながらガラスを語る非ガラスマニア
 「タイトルセンスないなあ」 手作りのハードよりも、手作りのソフトの方が、よりうるさかったという例。
 「材料費けっこう使ったからねえ」 カード類でなく、札の偽造に目が向くあたりに、アナログなハンドメイド指向がうかがえます。「よかった!!」から「よかったー!!」へのリズム感。
 「われなべにとじぶた」 落語『妾馬』の冒頭を思い出したり。
 「まだ言うか」 コーラで始まりコーラで終わる。

『ぎんぶら』 安堂友子

 「よかったね」 そうか、初代プレステから500年後が舞台か。
 「知り合いのいない土地で」 目が3つ、ほっぺた6つ。

『脳内フェスタ』 松永みやこ

 「ザワつく夢」 この夢を男子児童が語ったら、親が呼ばれたりするのだろうか。