まんがタイムオリジナル2016年4月号
まんがタイムオリジナル2016年4月号の感想
『らいか・デイズ』 むんこ
らいかの両親のうち、勉強ができるのは父親だけど、母方のいとこも天才児なのだなあ。
「男手ひとつ」 3コマ目、とりあえず同じエプロンをしてみたが、同じことはできない。
『北斎のむすめ。』 松阪
「問題児乱入」 江戸時代後期の爪切りは、和裁などで使う和ばさみで行っていたようです。絵師の家であれば、その他にも使える刃物があったのかもしれません。
「いい大人が」 用水桶の「仲之町」は吉原内の地名。落語などで吉原を「仲(なか)」と呼ぶのは、この地名に由来します。
「そっち」 1コマ目がお栄の『廓中格子先図』を思わせます。
『おかん』 小坂俊史
「そうじゃないんだ」 ぶどうを1房買った時点で、原価率は100%をオーバー。テーブルの酢は、酸味料の代わりでしょうか。
「シークレット」 2コマ目の「世界で3人」と4コマ目の「世界で3人」で、世界がぐるっと裏返ったような感覚を覚えます。
「コーラの向こうがわへ」 4コマ目の「1本千円」が、後の伏線に。ペプシコーラの新味の開発ならば、おかんにも素質があるかも。
「好きなのよアレ」 時間経過のある4コマ目。ジュンが状況を説明し、おかんが落とし、サツキが突っ込むという立体的な構成。トス→スパイク→レシーブといったところか。
「曲げわっぱ」 3コマ目と4コマ目の間で、読者の時間差をミニマムにした構成。サツキの台詞の途中で3コマ目が終わり、台詞が終わる間もないまま、4コマ目の右端で、即座にオチになるというスピード感。4コマ目の左側では、状況説明とオチの補強を。
「物理的に無理に」 誰にとってもメリットのない、迂遠な手法を採用してしまうあたり、サツキとおかんは母娘だよなあ。
「半熟卵か」 よだれを垂らしながらガラスを語る非ガラスマニア
「タイトルセンスないなあ」 手作りのハードよりも、手作りのソフトの方が、よりうるさかったという例。
「材料費けっこう使ったからねえ」 カード類でなく、札の偽造に目が向くあたりに、アナログなハンドメイド指向がうかがえます。「よかった!!」から「よかったー!!」へのリズム感。
「われなべにとじぶた」 落語『妾馬』の冒頭を思い出したり。
「まだ言うか」 コーラで始まりコーラで終わる。
『ぎんぶら』 安堂友子
「よかったね」 そうか、初代プレステから500年後が舞台か。
「知り合いのいない土地で」 目が3つ、ほっぺた6つ。
『脳内フェスタ』 松永みやこ
「ザワつく夢」 この夢を男子児童が語ったら、親が呼ばれたりするのだろうか。