目であるく、かたちをきく、さわってみる。

自分と
自分以外の世界を



理解してゆく。




みつめること


耳をすますこと


ゆびさきでさわってみること。




すべては
ひとつであると


きがついてゆく



と、いうこと。






「目であるく、かたちをきく、さわってみる。」



マーシャ・ブラウン/文と写真
谷川俊太郎/訳


港の人




くりかえしてゆく
いのち


みずの
ながれるように



とめることのできない
めぐりのなかで。



自分自身も
めぐり
きえてゆく。



たくさんのものを
感じて、経験すること。



すべての存在は
つながっているということ。



その存在は
ひとつ、ひとつ。



すばらしいということ。



めぐっている
おおきないのちを生きる
ということ。






マーシャ・ブラウンさんの視線のように
自由に、やさしく


世界をみつめてゆけば。




解決できることが
たくさんあるはずだよなあ。




こんな
うつくしい絵本や詩に
耳をかたむけて


支配しあうような
攻撃しあうような



愛しあいかたや
世界をかえてゆけたら
いいのにな。




もっと自由に
のびのびと
世界をかんじたい。



祈りや願いをこめて



この本が
たくさんのひとのこころに
届くといいな。









大遅刻の児童文学。
ぞろ目の日。




たいせつな
大好きな一冊をご紹介。