相模川下流西岸


 正午より歯医者。症状の方は、激痛があるわけでもなく、暮らしに支障はないのだが、相変わらず歯肉は腫れたままである。治療の方は今日も悪戦苦闘。なかなか炎症が起きている歯根の奥に辿り着けないらしい。ここ一週間くらいは、治療中の右下奥歯ではなく、左下の奥歯が、冷たい水が当ったりするとドキュンと痛くなる。そこで、そのことを申し出ると、虫歯ではなく歯の一部が欠けたのが原因だとのこと。その部分を塞いでもらった。
 帰宅してテレビで高校サッカー準決勝第一試合を後半途中から観る。リードを許している矢板中央(栃木)が同点を狙ってずっと押している感じだが、決めきらない。そしてこういう展開のときの典型どおり、山梨学院に追加点が入る。

 2時半より自転車で出る。昨夏に写真を撮りつつ回ってきたコースをなぞるように、国道一号線で相模川を渡り、相模川西岸の歩行者+自転車道路を北上。一つ北の橋を渡って戻ってくる。昨夏に見つけたマッチ箱のような古いアパート(会社の寮?)は一階の入り口は窓にベニアが貼ってあり、もう入居者もなく取り壊しを待っている様子だった。特別に意識してそういう被写体だけを捜しているというわけではないが、新品の町や建物よりも年を経た町や建物の方に惹かれているのは明らかで、そう考えるとまあ当たり前なのだが、写真に撮ったあとしばらくして、半年だったり一年だったり数年だったりしてから、その同じ場所へ行くと、町や建物はすっかり変貌していたりなくなっていたりする。そういうことが頻発すると、勝手な思い込みとしてまるで自分が写真を撮るのせいで建物がなくなってしまっているように思えたりするのだった。

 相模川の中洲にはいろんな鷺や鴨が集まっていました。
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