ビアトリクス・ポターと湖水地方

今日は昨日の雨が嘘のようにいいお天気となりましたね。掃除当番があったから、珍しく早起きしました。その後、美容室にいきさっぱりして、ツタヤにいって映画を借りてきました。

「Miss Potter」はご存知の方も多いでしょうが、イギリスの女性絵本作家を主人公にした映画です。湖水地方ヒルトップを舞台にしたあのピーターラビットの作者のお話です。その絵本の収益で湖水地方を保護し、その死後はナショナル・トラストに寄贈しています。近代化が進む当時のイギリスであの美しい湖水地方を守るという偉業をされました。この湖水地方の美しい景色を初めて見たのは、まさしくこのピーターラビットのアニメーションの合間のイメージドラマでした。なんとゆったりとした可愛い農家と、その風景だったでしょうか。数年がたち、私はウィンダミアに行きました。チャンスがある方は本当に美しい所ですので、是非訪れて見てください。
この映画には心洗われました。レニー・ゼルフィガーが好演しており、随所で見ている私も感動しました。素直に女性の自立への道を描いた素晴らしい映画でもあり、史実でもあります。人物が描けない奇人というレッテルをはった知人もいましたが、私はそうは感じませんでした。その時代に合わせることができない不器用な人って今も沢山いると思います。彼女は自分の絵本の印税でこのような大事業を成し得て、現代の我々に自分の国の財産を残してくれた事は本当に尊敬に値するでしょう。以前ガイドさんが言っていましたが、色々な貴重品種の家畜、羊などの保護にもポターさんは尽力されたそうですね。
また、一方で大人の恋のお話として見てもステキな映画かもしれません。こうして忘れた頃にまた好きな映画を見るのも新鮮でした。そう、今日で2回目。でもいつ見たか思い出せないくらい。笑
久々に清清しい休日を過ごすことができました。イギリスって、やっぱりいい!!