つま恋のクラウンフィッシュ

miwakiti2008-07-30
















7月20日(日曜日)のap bank fes'08に行ってから十日が経ちました。


ap bank fes。
夏のフェスは数あれど、
Clownfishが出演することにならなければ、
此のフェスに注目することはなかったかもしれぬ。
と想う位、
ずぅっと此のフェスに興味がなかったです。
まるでディズニーランドのような。
ゆけば楽しくって無茶苦茶ハマってしまう予感はしてたけれど。



そうして、
ごめんなさい!正にその通りでした!
と想う以上に、
わたしの正夢となってくれたです。ap bank fes。ありがとう。




Clownfishが、
ap bank fes'08新設のkoti market liveに出演する。
と決まり、そのことが発表されたのは、
7月に入ってからのことでした。
タダでさえ人気のフェス。
くわえて昨年の悲しい出来事が拍車をかけたチケット争奪戦。
其処へ行くことはもう叶わない。諦めましょう。
想おうとしたとき、想い出しました。
ともだちがブログにap bank fes'08に行きます。って、確か、
春の頃にそう書いていたよなー。って。
ひっさしぶりにともだちにメールをしました。
ともだちの返事。
その日の朝はちょうどつま恋にいるよ!
奇跡みたい。Clownfishのライブが見れるって!と。
そんな風にともだちがすごく喜んでくれたので、
わたしはそれを聞いてすごく嬉しくなりました。
ともだちがClownfishのライブを見れるのなら、
わたしも幸せ!
そう、想いました。
ほんの一瞬。ほんの数秒。ほんの0.1秒。音速。光速。



出発の十日前あたり。
わたしはつま恋行きの旅をアレンジしはじめていました。
想えば、ともだちにメールしたのも、
全くもって諦める気などなかったからなんでしょう。
ありがたい、ともだち。
そして、十日前、わたしもつま恋に行ってしまったのであります。



つま恋は、ヤマハが経営するリゾート施設。
静岡県掛川市にある。
どうやら掛川市というところ、
全国でも有数のエコ推進派な土地のよう。
ap bankが此所を選んだ理由がすこし分かったような気でいます。
エコ流行りな最近は、
何所のフェスでもゴミの分別などやってますが、
ap bankのやり方は、どことなく何か違う。
食器をリユースするとかの、そうゆう細かいことじゃなくって、
其処に漂うもの。
つま恋にいるあいだ、ずぅっと体で感じてたもの。



普段は、
おそらくこんなにたくさんの人で溢れることのないだろう
掛川の駅は、朝からもの凄い人の波。
それでも、なんだかゆったりとした時間が流れていました。
浜松町から乗った各駅停車の電車の窓から
何も考えずに景色を眺めていたら、
あまりにものどかで、目眩を覚えるほどで、
ぼーっとしてたらマジで倒れそうになってきたので、
急いでガムを噛み、
やがて掛川に着くころには正気を取り戻していました。
ほんの20分足らずで人に酔った。
そうして掛川の駅で、超音速でつま恋行きを決めた同行者あやこさんと
お初のご対面。完全に酔いも覚めました!
つま恋に向かうシャトルバスの中でわたしたちはもうすでに急接近
していましたね☆



つま恋は、とにかく広いところだと聞きました。
Clownfishがライブを演るkoti marketが、
エントランスから一番近くだったのは助かったぞう。
フードエリアやライブエリアに行く通り道でもあり、
オアシスみたいな場所。
陽が差せば少し肌がチリチリするけれど、
朝は翳っていると穏やかでじっと座っていても気持ちがよかった。
ハンモックのそばにあるミストシャワーの霧が時折、
風に乗ってきたり、
クローバーが咲く草の絨毯は、柔らかくて優しくて。
トンボや蝶々が飛んでくるわ、
遠くで蝉はジィジィ泣いているわ、
何かわからないけれど鳥も飛んでゆくわ。
嘘みたいに自然に恵まれた場所で、アサイチのkoti market live。
Clownfishが初めての野外コンサート。



リハーサルを見ました。
わたしたちのヘッドライナーは言わずもがなClownfish
会場入りして、クロークに荷物をあずけて、
koti marketへまっすぐGO!したからよかった。
シンプルなステージの上、
ゆるい感じで三人がぽつりぽつりと出てきて、
君とのサンデイ、Cars & Girls、プラネタリウムなど
フンダンに練習しはじめました。
公式ホームページなどでおなじみの
あの可愛いイラストのパネルも、
リハのあいだにスタッフさんがステージの奥、
ドラムの後方上部に設置。
そして、今回はじめてClownfishのサポートをする
ドラムスのみづほちゃん(from Response)。
舶来のお人形さんみたいに可愛い。
(立派な成人女性をお人形とか言ってごめんねっ)
バスドラとスネアとシンバルのシンプルな組み合わせ。
野外のアコースティックに、バンド感漂わせつつ、
軽くてポップでさわやかな色。
色といえば、
スネアドラムのペパーミントグリーンにも釘付けー。


ステージがパオみたいなテントになってて可愛いかったよ。
ライブ中のシャボン玉サービスにも、トキメキー☆
やっぱりディズニーランドなんだわ。わたしにとっては。
いくつになったても夢を見ることを忘れちゃダメだよ。
恐ろしい出来事がいっぱい起こっても、諦めちゃダメだよ。
ひとにはこれでもかってくらい優しくしなきゃダメだよ。
そんな風に囁かれているようで、
そんなことはひとつも口にしないで、
それが当たり前かのようにしていてくれて。



本番。
ともだちのあつこさんとも無事合流♪
みづほちゃんはリハのままのお姿だったけど、
リハだけでボタボタに汗をかいていたゴヂロさんとムトチンは、
上だけ着替えて再登場。
リハを見てたわたしたちには、
本番はすでに第2部みたいな気持ちだったので♪
ゴヂロさんは、7月1日の月見ルのときとほぼ同じ服で、
白地に金色・ピンク・グレーの模様が入ったポロシャツに
タイはしていなくて、穴が開いたジーンズ。
帽子は、サマー野外仕様でパナマ
あ。スニーカーも可愛かったよ♪
ムトチンは、ランドリーのポロシャツで
(わたし、ランドリーて知らなかったんだけどね)
(ご本人からききました。ランドリー好きなんだって)
(同行者あやこさんも好きだそうでw)
ブルーの横縞で胸のマークは「ヘビメタの手」
(ランドリーだからすっごくかわいいんだよ。でもヘビメタ。)
そして、サンバイザーだよ!
あんなにサンバイザーが似合う男の人、初めて見た気がする。
サンバイザーってのがまた懐かしい〜。



サンデイ、短めのイントロからすぐに歌に入るのがやっぱ、よいなと想う。
Cars & Girls、野外の夏、やばすぎだよ!うれしかった!
シャボン玉サービスもこのへんからで、やられた!って感じだ!
アリスとプラネタリウム、じっと聴き入る。
スタースタースタープラネタリウムって、ハモるところが印象的。
夜明け前のイントロ、生ドラムに、ググッときたね。
ムトチンのベース、気持ちよさそうに泳いでたな。
1日に聴けなかったpretty dog。
とうとう聴けてしまったよ。pretty dog。
こんな風に愛されるわんちゃんは、幸せ。って胸が苦しくなる。
ほんとにほんとにきれいな歌で、
ゴヂロさんの声がスウィートで、
ここで聴けてほんとうにうれしかった。
蝶々も飛んできてとまった。
どっかの子供も走ってきてちょこりと座った。(ライブ終了してたけど)
ためいき。


MCは、あまり多くなくて、
というか1日の月ミルのが特別だったんだよね。笑い。
ゴヂロさんは、日本の伝統である風鈴があっちのほうにありますよとか。
小田和正さんを見るのが楽しみとか。話してましたねー。
ムトチンは、僕達すごく気持ちいいんですけど、みなさんどうですかー。て
呼びかけてましたねー。
みんな、小声で気持ちいい。て応えてましたよ。笑い。



ライブが終わってお会いできたときに聞いた話をすこし。
ステージが丘の麓にあったものだから、出す音がこだまして、
全部自分達に返ってきていたんだって。
ナチュラル・ディレイだよ。って、ゴヂロさんが。
ようするに「こだま」のことなんだけどね。って、ゴヂロさんが。
わたしはそう聞いて、その音はどんな音だったのか聴きたいー。って、想った。
これだから、野外ってたまらん!
ライブハウスでいたって、ひょんなことはしょっちゅう起こるけど、
自然の中で起こるひょんなことは、すべて恵みだって想ってしまうのは、
あまりにも短絡的でしょうか?



わたしたちのヘッドライナーClownfishのライブが終わってしまったあとは、
あつこさんとあやこさんとハンモック乗って
写真とりあいっこしたり、
towerrecordsのブースでタオルゲットしたり、
kotiをうろうろしたあと、あつこさんとは別れて、
あやこさんとわたしはまた丘に戻って、
平泉さんのライブ(終わりかけ)を見ながら、
ごはんを食べたり、
記念撮影したり、
bank bandの第2部を見にいったり、
ひとりでピロウズをみたり(不完全燃焼)、
また偶然、あつこさんと再会できたり、
皿を洗ったり、
お昼寝していたあやこさんのそば通って、
丘を登ったり、
狂ったように写真とったり、
あやこさんの目が覚めて、
ビールで乾杯して、suikaのライブを途中まで見て、
キャンドルライトに見送られながら、
掛川までまたシャトルバスに乗り、
間に合った最終の新幹線で大阪に帰りました。



いくつになっても知らないことはまだまだあるものですね。
つま恋はそんなにも大阪から遠くなかったってこととか、
ap bank fesって、まだやり始めたばかりに近いイベントだとか、
つま恋と褄恋は別物だとか、
小田さんがひとりひとりに寄り添うようなライブを
あんな風にする人だったなんてのも、本当にいままで知らなかった。
あのとき唯一、ライブエリアで前の方で見てみたかったって想ったけど、
ステージ上の小田さんは豆粒で、
スクリーンも見えてなかったわたしの胸さえふるわせた小田さんは、
本当にすごいひとだって知ることができたので、結局はよかったのよ。
などと、
十日経った今もまだ強がり言っているわたしです。



拝啓 Clownfish様。
これからもまだまだ見知らぬ世界へとつれていってくださいませませ。
大いに期待していますのよ。
歌い続ければいつか本当に世界は変わるって本気で信じていますのよ。


大好きな七月に二度も
大好きなClownfishのライブを見れたことが今はもう夢みたい。
ほんとうにありがとう。
もうすこしこのままでいたいけれど、もう七月が終わってしまうのね。







(参考リンク)
ecoreso速報ステーション:拝啓 小田和正様 Clownfish登場
http://www.eco-reso.jp/apbankfes08/2008/07/clownfish/


ap bank fes'08 ライブエリアライブレポート 7/20
http://www.apbank-ecoreso.jp/08/report/2.html