入院3日目(1)

朝6時、空腹で目が覚めた。

普段朝ご飯など食べていないのに、こんな時だけ腹が減るのはどういう事だろうか?



昨晩、甘いモノを摂取しすぎたため、今度は塩辛いモノが欲しかった

そこで登場のなめ茸



 



朝食の配膳が8時なので、あと2時間これを飲んで食いつなごう

キャップを開け、なめ茸を飲む



…嗚呼、至福。人間、やっぱ塩分だね



朝食は5分粥、炒り卵煮、焼きナス。牛乳はお腹に自信なしでやめた

 



お粥は嫌いだけど、この朝食も旨かった。量が少なくまだ足りない感じだったので

一応、ナスのヘタまで食べてみた(人生で初めてだ)



なめ茸さん、こんなに少なくなって。2時間どうもありがとう

 



食後、導尿カテーテルを外してもらうように頼んだのだけれど、忙しいらしく11時まで

待ってくださいとの事。採尿パックをベッドから外してもらい、自由に歩けるようになった



やっと冷蔵庫に行けるので、モロゾフのプリンと、きのとやのチョコスフレを出して

猫みをな!に供えた後、冷え冷えのところを餓鬼の様にガツガツ食う

 



11時半、やっとバルーンとカテーテルを外してもらえた。これでちゃんと座れる。

男性看護師が「術後の食事はとれましたか?」とやってきた

「はい(もうそれ以外もすごい食ってるけど)焼きナスならあと7本は食べられそうです

ヘタも食べましたけどダメでしたか?」と困りそうな質問をしてみた

「大丈夫ですよ、きれいに食べてくれてありがとうございました」(←うそだろ)



栄養士さんもやってきて「当院の食事で気になる点はありませんか?」と。

丁寧な病院だ。「とても美味しいです」と答えたが、牛乳を残したのを

チェックしてたらしく「変えましょう」とヤクルトが付く事になった

ラッキー



昼食、バサバサする謎の煮魚と南瓜の煮付け、昭和の味がするゼリー

 



7分粥になったけど、やはりお粥は好きになれないので、なめ茸2瓶目を開封した

入院3日目(2)

腹に小さく穴を開けて、要らないものを取る手術だったけれど、傷も小さく

痛みもなかったため、薬の処方一切は無し。

点滴もこれで最後になった。うまく流れなくなってきたので、ポンプをつけた。

 



先生に呼ばれ、手術の写真を見せてもらったり、簡単な問診なんかがあった。

先「あれ?もう普通に歩いてるね。」

み「ええ、痛くもないし、目眩もないです」

先「もう明日帰っちゃってもいいけど、特に帰る理由ないでしょ?」

み「はい、ここ快適ですし予定日までここに居ます」

先「うん、じゃぁ休んでってください(笑)」



ということで、テレビを聞きながら、ぬりえを再開

(左:見本  右:完成)

  



この日の夕食、全粥、筑前煮、揚げの味噌汁、キュウリとジャコの和え物。

 

 

キュウリの和え物、作り方が知りたかった。なんだかわからない美味しい味がした



後輩が見舞いにやってきた。ベビースターラーメン4種類とちょこつけボー、冷たい缶コーヒーを

買ってきてくれた辺り、私の事をよく解っていらっしゃる。

いろんな事があったようで、病室でなんとなく心境を話していった。



この日の晩、「累犯障害者」を読破。

感想は、なんとも言い難いが、本を置く暇無く一気に読める。

高校生以上は、日本人全員よんでおくように、って感じだった。



隣のベッドに患者さんが入院してきた。明日手術らしい。

付き添いのお父さんお母さん、そして本人に冷たいプリンをプレゼントした。

それでもプリンが余るので、採尿壺で採尿してくれた優しい看護師さんに

お裾分けした。みんないい人ばっかりだ