針聞書

ナマズ地震の話の中で「長虫」にたびたび言及したが、「虫」について面白い本がある。

『針聞書』 虫の知らせ

『針聞書』 虫の知らせ

  • 作者: 笠井昌昭,長野仁,ジェイ・キャスト,茂利勝彦
  • 出版社/メーカー: ジェイ・キャスト
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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戦国時代のハラノムシ―『針聞書』のゆかいな病魔たち

戦国時代のハラノムシ―『針聞書』のゆかいな病魔たち

戦国時代の針灸術書『針聞書』に図解で紹介されている様々なハラノムシを抜き出したもの。
今でも「腹の虫が鳴く」とか「虫の居所が悪い」とか、体内に「虫」がいるという概念が残っているが、その「虫」の図鑑である。
病の原因は腹の中にいる虫のせいだ、という考え方に基づき、その虫を退治するための針の打ち方を解説した秘術書だったのだそうだ。
この本に紹介されている虫を見ると、やはりヘビ、ウナギ、ヒル、ナメクジ、ナマズ系の謎生物どもで、「龍」と「長虫」と「ナマズ」はそれほど遠くない存在だという気がしてくる。

針聞書』については九州国立博物館のサイトに紹介があるので、「虫」の絵が見たいというだけならサイトへどうぞ。

ちなみにハラノムシのフィギュア付バージョンも販売されてるみたいw
ちょっと欲しい……w