音楽漬けの3日間

少し時間を遡って振り返ってみると、この週末は音楽漬けの3日間でした。


1/30(金)@神戸 ラフレア
indigo jam room vol.9 “Pirates”&“vintage black”WリリースLIVE


1/31(土)@梅田 HEP HALL
SIBERIAN NEWSPAPER プレミアムライブ「四季」


2/1(日)@西宮 アミティホール
アロハ合奏団「不」定期演奏会


「今、一番好きなバンドは?」と聞かれたら必ずこのふたつを挙げるでしょう。
indigo jam unit(インディゴジャムユニット)と、SIBERIAN NEWSPAPER(シベリアンニュースペーパー)
indigoは極太ウッドベース、印象的なメロディーを奏でるピアノ、豪快なツインドラムで、全国各ライブ会場で話題沸騰中のインストユニット。ほぼノンプロモーションで過去3タイトルともに1万枚を超えるロング&ビッグセールスを記録しているというから驚きです。
この日も、会場内は超満員。お目当てのドラムさばきの手元をチラ見することも叶わず、人と音楽の波の中をただ漂ってきました。頭をガツンと殴られたかと感じるほどの衝撃から始まって、重く緊張感が漂うグルーヴの中にに繊細なメロディが浮遊する。その場にいると、自分も音楽の一部になってしまうんじゃないかというトランス感に支配されそうになります。息苦しくなるのは、きっと人の波のせいだけじゃないはず。
2/6(金)にHEP HALLで4thアルバム『Pirates』のレコ発ライブがあります。水口もスタッフで入っております。気になる方はぜひとも会場へお越し下さい!会場はオールスタンディング、踊りまくって、音楽の一部感を味わってください。


そしてSIBERIAN NEWSPAPER。この日はヴィヴァルディの「四季」を、前編シベリアンver.で演奏するという、なんとも挑戦的な刺激に満ちたライブを開催。あっという間の90分。彼等の音楽には、物語があります。ひどく演劇的で、ライブの最初から終わりまでが、まるでロードムービーを観ているかのような、そんな感覚に襲われます。とにかく、本気が伝わってくる。そして、その音楽がいい。今回も、何度か泣きそうになりました。彼等の音楽を聴くなら、断然ライブがおすすめです。一緒に、彼等の作る物語を共有してみてください。
「物語」と表しましたが、次回のSIBERIAN NEWSPAPERは絵本をまるごと一冊楽曲化するという、これまた独創的なライブでHEP HALLにお目見え。その絵本とは…エドワード・ゴーリー作「敬虔な幼子」。これにピンと来た方はぜひとも会場へ。間もなくチケット発売!


音楽週間のラストを飾ったのは、アロハ合奏団「不」定期演奏会。70人の編成からなる、迫力のオーケストラ。テクイジーズがダンス&パフォーマンスで参加させていただきました。今回はジョンウィリアムズ特集ということで、映画好きにはたまらないラインナップ。ETはもちろんのこと、ジョーズ、インディジョーンズ、ジュラシックパークと、誰もが知る有名どころを直球でぶつけてくれました。それは気持ちいいほどの豪速球。かと思えば、「シンドラーのリスト」「ターミナル」など、渋いところもカバーしてくれます。中でも、「キャッチミーイフユーキャン」のテーマには思わずニンマリ。タイトルバックが頭に浮かんできて…ああ、ハンクスとディカプリオの掛け合いを思い出す。とにかく全員が楽しんでいるのが伝わって来たのがよかったです。映画音楽好きの私ですが、またジュラシックパークの楽譜を引っ張りだしてきて、ピアノを弾きたくなってしまいました。アロハの皆さん、テクイジーズ、お疲れさまでした!