宮本常一フェア、書肆アクセス閉店、ヘボでも明石鯛、など。

mizunowa2007-07-25

【写真】
宮本常一フェア」フタバ図書MEGA祇園中筋店、Sさん提供。中央の棚ぜーんぶ未來社の著作集。画面ではわかりにくいが、向って右の棚、上から2段目はウチの刊行物だす。


宮本常一フェア】
広島のフタバ図書MEGA祇園中筋店・TERA広島府中店、ジュンク堂書店広島店、紀伊國屋書店広島店、広島大学生協、福岡県粕屋町フタバ図書TERA福岡東店にて、8月下旬まで(フタバ図書は8月31日まで)。また、神戸元町海文堂書店でも、8月1日から31日まで開催。


書肆アクセス閉店について】
22日付当blogに「地方・小出版流通センター通信 NO.371」(2007.07.15)の一部を引用した。末尾に「今後、現在、直接取引をしている都内大型書店等を中心に働きかけ、いままでの『書肆アクセスの展示機能』を補う販売棚の拡充に努力を傾けてまいります」とある。ンなわけあるかいと思って、複数の書店員さんに意見を聞いてみた。ジュンク堂紀伊國屋丸善八重洲BC等の大型書店を以てして「書肆アクセスの機能」を肩代わりできまっせーなどと云い出すやうな大馬鹿者は、誰一人として存在しなかった。某書店の酔っぱらい店長曰く「川上さんもいよいよヤキが回ったかな。赤字赤字と殊更に云うとるけど、こんなご時世、本屋は何処いっても大なり小なり赤字でっせ。ぢつは『「地方」出版論』読んでへんのんちゃう」と。


【ヘボでも明石鯛】
『別冊太陽 宮本常一「忘れられた日本人」を訪ねて』が出た。まだざーっと目を通しただけだが、大したことないワ、こりゃ。百科の平凡社も力落ちたなー。河出書房新社の『道の手帖 宮本常一』のほうが、編集は雑だがよっぽどマシだ。
編集者の力量のなさ、宮本常一に乗っかかっただけ、これに尽きる。云っちゃあ悪いが、板前がヘボでも明石鯛は明石鯛。こんな程度のものが、存外売れる。