第19回コンピュータ将棋選手権備忘録
- 合議の有効性
4coreのBonanzaと4coreのBonanaza 6台の対戦では合議が勝率56%程度の実験結果が出ているらしい(1000戦以上とのこと)
- 選手権での合議
8coreのBona4と4coreのBona4 x 6の合議(文殊)の戦いになっている
4coreと4core x 6の合議が後者が勝率56%と仮定したとしても、
8coreのBonaが4coreのBonaより1手深く読めば6台が合議をしても読み負けする可能性があると思う
合議自体は弱くなる要素はないような気がします
(MAGIという名前だった方が萌えたけど……)
- Bonanzaが落ちた
YSSと対戦中にBonanzaが落ちた
第一発見者は実は私。その場を通りかかった審判長である香山さんにすみやかに伝えました
- YSSは全敗するつもりだったらしい
でもBonanzaが……(^^;
- YSSはアマルガム1で出ないんですか?
と山下さんに聞いたら「出るわけ無いじゃないですか!」と怒られました(^^;
- 保木さんがGPSチームの机でお菓子接待を受けていた
ボナメソ貢献の感謝と思われ
- KCCは2次予選の後、アプリを変えている
決勝戦用にチェンジした模様
負けがこんだの「本国の指示」で2次予選の状態に戻したらしい(その後、連勝)
- GPS将棋は勝又さんの意見もあって2次予選後に調整している
調整して成功
- 決勝戦で優勝が決まったソフトは消化試合は負けるジンクス
第7戦を残して優勝を決めたGPSは、ジンクスの通り、文殊に負けて1敗となった
- KCCの読み筋や評価値は画面に表示されない
以下略
- 2次予選でK-Shogiに勝っていたらBlunder(C#)は決勝に行っていたかもしれない
C#で書かれたプログラムが決勝に行った例はまだない
- 文殊の合議3台のマシンは実は値段が違う
たしか1台だけ高い(とか聞いた)
Game Programming Seminarの略
- LMRの元ネタは実現確率かもしれない
コンピュータ将棋で多数が採用しているLate Move reductionの
reduction & re-searchは、実現確率のアルゴリズムの方がオリジナルかもしれない
http://www.logos.t.u-tokyo.ac.jp/~gekisashi/algorithm/re_search.html
↑確率の低い手がαを更新したら(オカシイので)確率を50%にして再探索する
昔、YSSの掲示板で保木さん書かれていたが、今回もそういう話をされていた
- 今年のSpearはボナンザメソッドをやっている!
エー━ (゚Д゚;)
やっているそうです(^^;;;;;;
都内の大学に来られたそうです
- ym将棋はモンテカルロを併用しているそうです
選手権初の実戦投入?
- ゆめきはPSOでオーダリング因子を学習しているそうです
- A級リーグの強さの推移は、GPWでの公約を守っている
FPGAで書かれた世界唯一の将棋プログラムハードウェア。ボナメソ学習も取り入れ順調に強くなっている
専用ハードで20MHzでもNPSは1000万NPS(8core Bonanza3.0ですら400万NPS程度)
↑ASIC化でまだまだ高速化の余地がある(100倍は可能とのこと)
- 選手権会場に「森田将棋」の森田和郎氏が来られていた
iPhoneの裏にマジックでサインを頂きました。森田将棋2010期待してます
- GPS将棋・初優勝
おめでとうございます