やっぱりその時間が来ると思うんですよね。そろそろ芝居がはねるなあ…、て。
青劇前の雑踏と耳に残る大音響を思い、そして、その対極にある、自分が衆多に埋没するその時間帯がいかに無音であることか。なーんてことを思ったりもする訳です。車窓に映る、ぼんやりした顔の輪郭眺めながら。


珍しくセンチな6月2日。5月に引き続き、またまた、朔日踏みをしそこないましたぜ(苦笑)。

6月号をもう一度ひっくり返してみた。

『Top Stage』と『Look at Star!』。
松潤くんが表紙だったあれです。(出版時の感想は→id:mmooh:20060427)



以下、軽くネタバレもあるかも。
回避中の方、ご注意ください…。



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画像たっぷりの稽古場レポート。
出版時はどれがどれやら、いったいどういう場面を構成してるのか、皆目分からずひたすらドキドキだったのですが、いま見てみると、ほほーーっていろいろ見えてきて面白いです。

伝令吉田の「当てぶり」シーン。横にいるいのうえひでのり氏の情感たっぷりに「当てぶり」に振りを当てるしぐさがおもしろいし、内野さんがかっこ良くジャンプしてるシーンも、雑誌見た時は「おおかっこいい」だけだったけれど、ああ、これあのシーンね、なんて思うと、なんだかおかしい。だってあの声が蘇ってくるんだもん(笑)。ヘビメタバンドメタルマクベスが演奏してるシーン見れば、ああこの直後にリモコンで消されるのね、とか、おっ粟根まことさんのこの手つきは「杏仁豆腐」だ☆とか(笑)。
うん、楽しみは尽きません。

で、ずんぐりむっくりの橋本じゅんさんのかわいらしいことといったら!熊さんのようです☆この人が舞台に出たらあんなにかっこ良くシャープに殺陣を披露するなんて、ちょいと想像できませんですよ(笑)。横の北村有起哉さんの針金細工のような不思議な仕草もかなりツボ。マクダフの赤いロン毛がない、ナチュラルな稽古着であのポーズだもん…。


未來さんのシーンは全部きよしくんシーンだったことを確認。「白い人」の髪のままの美しい未來さんが、あの衝撃のきよしメイクと衣装で登場することになるなんてなあ…(笑)。


『Top Stage』p.36-39(6月号ね、いま発売中のじゃなくて松潤の…:笑)の、北村さん&じゅんさん&粟根さんの鼎談も、改めてその面白さを堪能しました♪発売時にピンと来なかったことが、今読むと、ふーん、そうなんかあ!!って納得というか目から鱗というか…。いまの上演バージョンでは無くなっちゃった台詞に言及してて、それが魔女の形象解釈に、おや?なんてヒントをくれていたりもする(笑)。


『Look at Star!』だと、この6月号の一号前、4月号(こっちはタッキー)の、「内野聖陽松たか子森山未來インタビュー」も深いです☆。未來さんの含み笑いや松さんの「謎」、それが明かされた今となると、うーん、そうだったのかぁ!(笑)なんてね。


ほんまに、芝居の無い夜は長いぞー!