ダンボールの仏像、INAXギャラリーの本堀雄二展

 京橋のINAXギャラリー2で本堀雄二展「−紙の断層 透過する仏−」が開かれている(6月28日まで)。
 本堀はダンボールを使って仏像を作っている。



 本堀の言葉、

 ダンボールは隙間があるし、断面を見せながら重ねていけば面白いかなぁと。上下に重ねたり、表面に仏像をコピーした用紙を部分的に貼付けたりして、制作していく中で、ハニカム構造のところの隙間を縦にして、歩きながら視線が移動し、正面では透明感が出て角度を変えていくと量感が見えてくる。その変化が一番かなぁと。

 この言葉どおりに面白く仕上がっている。透明感と量感の入れ替わりが面白い。軽いらしく宙に吊って展示されている。
 本堀は1958年神戸市生まれ、1983年に愛知県立芸術大学彫刻専攻大学院を修了している。今まで見たことがなかったのは、関西で活躍していて、東京では初個展だからだ。


本堀雄二展
2010年6月1日(火)〜6月28日(月)日曜・祝日休廊
10:00〜18:00

INAXギャラリー2
東京都中央区京橋3-6-18 INAX:GINZA 2F
電話03-5250-6530
http://www.inax.co.jp/culture/