現金ついでにスーペルなイチローの記事を

いつも拝見している武藤文雄氏のblogが「ゴジラはイチローたちの苦闘を見てなんとも思わんのか」というエントリーを出して叩かれているのを見ると、心が痛む。
スポーツを見てるものとして、上記の意見は素直な意見だと思うんだけど、主義主張もなく悪口や誹謗中傷を生業にしている輩の書き込みがあるからタチが悪いよなあと眉をしかめているところである。私はいまさらゴジラなんか要らんわけだが(これから先アメリカで活躍した時のニュースも)、ゴジラを熱望する大多数の言い分もなんとなく分かる。それだけ。
そんなことより、このイチローのコメント、面白いなー。


冷静沈着のイチローも興奮を抑えきれなかった。2連敗中のライバルの韓国を破った瞬間、チームメートと抱き合い、喜びで顔をくしゃくしゃにした。「きょう負けるということは、日本のプロ野球に大きな汚点を残すことと同じですから。最高に気持ちいい」
うっ憤を晴らすようにバットから快音を響かせた。7回に左前適時打を放つなど3安打。好投を続ける先発投手の上原を援護した。「野球はけんかじゃないけど、(韓国戦連敗は)本当にしゃくにさわりました」と、ライバル心をむき出しにして試合に臨んだ。
開幕前の2月21日の公式会見。特別に韓国を意識したつもりはないが、「向こう30年は日本には手は出せないな、という感じで勝ちたいと思う」と発言したことが、韓国メディアに挑発的な発言と受け取られた。大リーグで5年連続200安打を記録するなど実績を積み上げてきたイチローの発言は想像以上の波紋を広げた。
この日も、イチローは韓国応援団から激しいブーイングを浴びせられた。試合後の会見でも韓国・金寅植監督は「(イチローの発言は)韓国の野球界、ファンは侮辱を受けたとしてブーイングしたのではないか」ともらした。それでもイチローは「勝つべきチームが勝たないといけない。そのチームは僕らだと思っていた」と、自らを鼓舞するように強気な姿勢を崩さなかった。
韓国からの批判だけでなく、「JAPAN」のユニホームに袖を通した時から、イチローは周囲の期待と重圧を背負ってきた。王監督が「イチローに余計なプレッシャーをかけさせたくない」と気遣うほどだった。
イチローが目標に掲げてきた世界の頂点まであと一歩に迫った。「世界一をイメージしてオフから準備してきた。すべてはこの日のためにある。もう1試合、自分のすべてを表現したい」。その視線はすでに優勝戦キューバ戦に向けられていた。
強い調子の言葉も、本人なりに考えて発したものだと思う。韓国に対してのコメントの内容に共感しきれるわけじゃないけど、口調に勢いがあるというか、胸がすくというか。楽しいよね。