ANIMAX MUSIX 2012@横浜アリーナ

一昨年、昨年とすごいメンバーが揃って神イベントとなっていたANIMAX MUSIX。大いに期待してチケットを取りましたが、今年は寄せ集め系のイベントが大量発生した都合かメンバーが手薄になり、開始前から若干不安なスタートとなりました。

昨年の感想→ANIMAX MUSIX 2011 @横浜アリーナ - ctrl-alt-moccos

昨年とのアーティスト比較

みのりんという大駒一枚、Kalafinaangela飛蘭しょこたんという実力派が抜けた穴を埋めるのは難しいですね。
今年入ったメンバーもとても小粒ではないメンバーではありますが、持ち歌全体で見ても、ここ最近の曲のヒット具合で見ても、カバーする際の実力を見ても、比較すると総合的には一回り半小さくなってる感があります。ミッチーは別枠として。

前半

今年もとても長かったので、印象に残ったところだけ。

黒崎真音

法被のバルログが通路を動き回っていたのだけ記憶に残っています。

Sea*A

歓声や光り物の動きから、ここのテンションの上がり具合が明らかに感じられてしまいます。前年「ちょっと難しい」と書きましたが、今年の印象は「かなりつらい」。

サビの高音のところが全員出てなくて、ありゃー…という感じでした。ここはオケに声入れておくべきでは?元々4人なんだから、セルフコーラスっぽく重なったってわかりゃしませんよ。サビの高音が完全に抜けてしまうよりはずっとましです。
口パクじゃなくて同じ音程でコーラス入れてるだけだから、歌でアピールするユニットではないのだろうしギリギリセーフでしょう。

河野マリナ

あまりレパートリーが増えていない河野マリナ。ただ歌は上手だし動きがかわいいので、もっと仕事が増えてくれると良いですね。
休憩時間に書いたメモには「まりな ふともも」とだけ残っていました。

AKINO with bless4

いい歌声ですが、なかなかヒットが出ない。カバー曲で映える。angelaっぽい立ち位置ですね。

原田ひとみ

かなり楽しみにしていたダチャーンですが、一曲だけでした。スケジュールの都合でたくさん突っ込めないからか、バックアップの権力が強くないからか…

風男塾

残念パートになるかと思いきや、わかりやすい曲で意外といいんじゃないですか。

KOTOKO

Light My Fire→リスタート→SHOOT!→unfinished

Light My Fireとunfinishedは最近、どこへ行っても文句なしの固定枠です。移籍してから立て続けにいい仕事してます。
リスタートは新曲。Leaf TicketやAllegrettoに近い、淡々と歩いて行くような歌い方は久しぶりではないでしょうか?試聴を聞いたときにもそんな印象を受けましたが、実際聞いて改めて、これは良い曲だと実感しました。売れるといいですねえ

SHOOT!は、RO-KYU-BU!のカバー。作詞がKOTOKO、作曲八木沼のコンビで、これはunfinishedと同じ。Satさんって言われてもわからんよw ダンスの練習していたとblogに書いていたのは、このためだったんですね。

MCはなんだか無難な話が続いて、先日の「お前ら凌辱好きかー!」を思い出していたら、SHOOT!の紹介のために「小学生は最高だぜ!」と叫んでましたね。きっとこれが言いたくて楽しみだったに違いないw

カバー曲コーナー1

正確には前半のKOTOKO前ですが、書く都合上ここで。

なのはを理由に人気曲を食いたいだけ…にしては、地味なところを選んでますね。
この曲はイントロとサビのギターが命です。イントロでテンションを上げる役目、サビでボーカルと似たリズムかつそのまま隙間を埋めるようなリズムを刻んで、この曲の完成系を作るのがギター。でも、前半はギターあまり聞こえなくてなんだか半端なノリでした。逆に後半は爆音で耳が痛かったのですが。

期待のダチャーン再登場、ですが、どうもいまいちでした。体調が悪かったせいかなあ。

河野マリナの動きが良かったです。絶対領域の次に浴衣とはあざといな!偽物語全部見たのに、曲はろくに記憶に残っていませんでした(゚Д゚)

今日のカバー曲のなかでは一番の収穫。懐かしいなあ。

ガンダムコーナー

ガンダムよくわからないのでしょんぼりしていました。
哀・戦士はミッチー。最後に「勝利の栄光を、君に」とカッコイイ決め台詞。すげえかっこいいわこのおっさん…。

後半1

吉木りさ

出場メンバーに居るのすら忘れていましたが、意外や意外、今日の意外な収穫枠でした。へー、グラビアアイドルなんですか。(と今調べて認識する程度の知識)

めちゃくちゃテンションが高くて面白いし、良い声ではないですか。音程とかリズムがまだまだなのか、良い歌!とはいかないかもしれませんが、数こなしたらそこらのアニソングランプリの類よりは余裕で上に行けるのでは。

及川光博

ネタの方向性、先日B.G.M.Festivalで見た小野正利さんと似た印象を受けました。調べると近い年代。経験値のなせる業か、曲全然わからんのだけど、会場はかなり盛り上がっていました。寄せ集め系のイベントには一人くらいはこんな感じの人がいると、アクセントが効いて良いのかもしれませんね。

なぜ今こんなイベントに出てきたのかわかりませんでしたが、Wikipediaを見ると「業務提携先はホリプロ」とあるので、そっちの繋がりだったんでしょうか?

やなぎなぎ

やぎやなぎだと思っていた、と今更言いづらい。
一曲目、やたら高速で格好いい曲が来ました。ラテラリティ。あとでちゃんと聴いてみます。
鳥の詩のカバーがありましたが、これは何か違うなー。音程は確かに合っているのだけど、きっと長音を切るのが早いのか音量が落ちるのが早いのか、とにかく抜けの部分だと思います。Liaさんが人外なんですが。

カバー曲コーナー2

主に流田Projectでいろいろ。ギターが今度はばりばり鳴りすぎて、こことGRANRODEOのところは耳が痛かった(;´Д`)
最初のカバー曲コーナーでSea*Aが英語版でやったGod knowsが、なぜか流田Projectのセトリ内にもあった被ったのは謎でした。ホリプロVeilこと*1Sea*Aの方が後からねじ込んだのか、流田Projectのレパートリーの都合で抜くわけにいかなかったのか、とにかく微妙感が漂いました。
もってけ!セーラーふく。好きな曲だけどライブ向きではないかも。

後半2

GRANRODEO

なぜかGo for it!だけ知ってました。

May'n

ラストなだけではなく、アーティスト紹介のムービーも専用のものが流れて、今年もやはり特別扱いでした。
ノーザンクロスはアウトロが長いので、〆としてはちょっとダレますね。

余談

キンブレX

キングブレードの複数切り替え発色バージョン、KING BLADE X10。最近は自作もの禁止を掲げる現場が増えたので、ついに購入して実戦投入してみました。白筒なので明るい環境では弱いと思いますが、発光自体は単色のキンブレと遜色ない仕上がり。さすがです。最終兵器にふさわしい。
何かケチをつけてレギュレーション外にしない限り、他のブランドは対抗するの大変でしょうね。公式グッズ以外禁止という、「いやなら来なくていいよ」的な殿様商売ができるのはアイマスくらいでしょう。キンブレ発売元の中の人が捕まったので、もし流通が停止するようならチャンスはあるかもしれませんが。

ひとつだけ気になるのは、ボタンが一つなので色変更が大変なことです。赤の次が青なので、青から赤にするには9回押す必要があります。うっかり通り過ぎてしまうと+10回。激しくチカチカと色が変わる状態になるので、向かいの客席で色変えてるのが意外と目立ちました。

スクリーンの演出

前方ステージにでかいスクリーン3枚、ぴったりつなぎ合わされていて、かなりきれいでした。3枚独立に出力していることもあれば、3枚合わせて1枚の映像になるような構成もあり。横幅は何ピクセルくらいあったんでしょう?

総括

今年も6時間半の長丁場。さすがに神イベントとまではいきませんでしたが、並以上のクオリティは確保していたのではないでしょうか。長丁場の割に、退屈する部分はあまりありませんでした。
ヲタ系の寄せ集めイベントが多いのは今年たまたまではなく、来年以降も続くだろうと思われるので、メンバーを揃えられるかは今後ずっと課題になるでしょうね。

*1:そんな事思ってるのは自分だけ