楽しみにしていたDDT後楽園大会です。今回の目玉はチーム2サウザンアイランドの後楽園初お目見え、アメリカンバルーン選手の初来日です。
オープニング
いきなり蝶野選手の入場テーマ曲「クラッシュ」とともに、チーム2サウザンアイランドのメンバーが入場。今日はとんでもなく悪いことをする!と号令とともに「一般客(もちろん仕込み)」を拉致、「素人」相手にSTFをかけるという暴挙に。
これを見かねたDDT合同軍のMIKAMI、蛇我井、大鷲の3選手が救出に。メインに向けての仕込みはオッケーです。(ずっとMIKAMI選手が笑いをこらえてたのがとても可笑しかったです)
第一試合 アントーニオ本多 vs 松永智充
気合いっぱいのアントンが松永相手に好ファイト。最後はサードロープに足をかけての逆さ押さえ込みというクレバーな技でアントンが勝利を収めました。
第二試合 ポイズン澤田JULIE、タノムサク鳥羽、ゴージャス松野 vs “ジェット”省吾、猪熊裕介、中澤マイケル
冒頭のVTRでゴージャス松野選手がポイズン澤田JULIE選手(PSJ)に蛇人間に改造する目薬を指されそうになり抵抗すると、すでに蛇人間に改造されてしまってるタノムサク鳥羽選手が・・・(笑)。というわけで蛇界vsディザスターボックスという図式に。
試合はゴー蛇ス松野選手が善戦むなしく、ジェットパンチに屈してフォール負け。復帰戦となるジェットの登場が少なくて残念だったけど、猪熊選手との二人ジェットパンチとかあって盛り上がりましたねっ。
第三試合 アメリカンバルーン、柿本大地 vs 男色ディーノ、マッスル坂井
男性なのに女性も羨むたわわなバストの持ち主のアメリカンバルーン選手が初来日。日本のゲイレスラー第一人者(笑)の男色ディーノ選手と対ケツです。
アメリカンバルーン選手、キャプチュードもするし、ムーンサルトプレスもするし、本当にすごい選手でした。ただ試合内容が濃すぎて、もしかしたら放送で大幅にカットされるかもしれません(笑)。
うらやましすぎます。
第四試合 HARASHIMA vs 飯伏幸太
ちょっとお笑い調の試合が多かった今回の興行の中で、ピュアなファイトが見れる好カードです。ディザスターボックスから抜けたHARASHIMA選手は、成長著しい飯伏選手を相手に、日ごろのうっぷんを晴らすかのような激しいファイト。笑いの一切ない厳しい試合は、なだれ式のリバースフランケンシュタイナーからの蒼魔刀でHARASHIMAの貫録勝ちでした。今回の興行のベストバウト。
休憩
大相撲元十両で、アルゼンチン出身の星誕期さんがプロレス転向し、DDTでデビューすることになり、リング上で紹介されました。
セミファイナル
CMLL認定KO-Dタッグ選手権・イタリアンマフィアデスマッチトリプルスレッド
<王者組>フランチェスコ・トーゴー、モリ・ベルナルド vs 諸橋晴也、諸橋正美 vs ポコ高梨、ベアー福田
イタリアンマフィアデスマッチというのは、リング上空に銃をぶら下げ、ラダー等を使ってその銃を奪ったチームの勝利となるというルールです。
試合はラフファイトでも実力でも挑戦者組を軽く上回るイタリアン・フォーフォースメン組が10分足らずで圧勝。正美選手が銃殺の刑に処されました(ただし、アントンいわく、みねうちだったそうです)。で、太陽にほえろの悲しいテーマが流れて正美の殉職を悲しむ3人が「犯人逮捕」を誓って幕を閉じたのでした。チャンチャン。
メインイベント
DDT本隊 対 TEAM2サウザンアイランド
長井満也、大鷲透、MIKAMI vs 高木三四郎、KUDO、矢郷良明
やりたい放題のヒールユニット・チーム2サウザンアイランド(T2S)を倒すために、蛇界の蛇我井、ディザスターボックスの大鷲、そしてDDT本隊のMIKAMI(デビュー10周年おめでとう!)が手を組みました。
しかし試合は終始T2Sのペース。相手をからかうような悪ふざけと巧みな反則攻撃の前に、本隊軍はペースをつかめません。終盤、T2Sは10周年のMIKAMI選手に的を絞って執拗にイス攻撃
を繰り返します。そしてついにMIKAMI選手の左腕が破壊されてしまいます。
試合は高木三四郎選手がグレース浅野レフェリーにSTFをかけてしまうという暴走により反則負けになってしまいました。
しかしDDTのエースである蛇我井選手、「DDTがこんな試合で終わらせていいのか?」と再試合を要求。しかしMIKAMI選手はもう戦える状態にありません。それでも蛇我井選手は「お前らなんて2対3のハンディキャップマッチで十分だ」とうそぶきます。そこに登場したのが・・・なんと大鷲と仲たがいをしていたHARASHIMA選手!
HARASHIMA選手は大鷲選手と仲直りをするわけではないけど、T2Sのやり方は見過ごせないと再試合に参加することになったのです。
再試合 長井満也、大鷲透、HARASHIMA vs 高木三四郎、KUDO、矢郷良明
大鷲選手がガムテープでコーナーポストにグルグル巻きにされて、数的不利で一方的に攻め込まれるDDT本隊。しかし・・・治療を終えたMIKAMI選手が本隊に加勢、結局最後はHARASHIMA蒼魔刀で三四郎選手からフォール勝ちを収めました。(蛇我井選手いわく、正義は勝つのです)
11月23日の新宿FACE大会では、KO-D無差別級次期挑戦者決定戦としてHARASHIMAとKUDOのシングルと、今回狙われたMIKAMIがリベンジとして高木三四郎選手とのシングルを要求しました。
大鷲選手のベビーターンに端を発したDDTの地殻変動は、T2Sの登場で新しい秩序が生まつつあります。これからのDDT、ますます目が離せなくなってきましたネ☆
今日のベストショット
かっこいいっ!
ほどいてよ〜。