イメージキャピタル

オープンソース開発者の行く先は,クルーグマン氏の言うところの有名人経済だと思っていた.
しかし「会うためにカネを払う」というのと現時点のカネの流れが一致しないなぁという辺りで違和感も感じていた.


(これは私の経験なので,アルファブロガー/スーパーハッカーは違うのかもしれないが)
企業セミナーで話すとそれなりの小遣いにはなるのだが,エンジニアとしての時給よりはかなり廉い.
特に官公庁系での活動は,聴講する側の費用と同様に,講師側の謝金*1もビックリするほど廉い.下手すると交通費も怪しいことすらある.


オープンソースでは,コーディングをしても直接的な収入にはならない.かといって,有名人経済的な収入も多くはない.
にも関わらず,外で活発に講演するオープンソース開発者がいるのは何故だろう? 目立つのが好きという個性の問題はあるだろうが,それだけで説明がつくのだろうか.
何か,上手く説明してくれる文章って無いかなぁ,と思っていたところ見つけたのが,イメージキャピタルという仮説.
まあ,岡田氏特有の"やり過ぎ感"はあるのだけれど,洗脳云々の記述を常識で薄めれば,納得はできる.

*1:謝金は感謝の印であって報酬ではないのだ.