MOON PHASE 雑記

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「うたわれるもの」第1話

伝奇(に見えるけど実は○○)S・AVGの序盤を、可能な限り丁寧に描いている感じで、落ち着いた導入部。原作の持つ雰囲気の再現度はかなり高い。インパクト優先のハルヒに対して、こっちは王道を地で行ってるな〜。動きがほとんど無いので地味に感じるけど、それでもハクオロとエルルゥを中心に村の置かれている状況を見せて、世界観を植え付けていく構成なので、絵的に飽きることは無かった。さらに、何も無いようで、実は伏線も散りばめられてる。エルルゥやアルルゥの耳や尻尾のコミカルな動きが素晴らしい(笑)。萌えは意識して描かないと監督以下スタッフが頻りに言ってたけど、押し付けがましい萌えなんかより、こういう自然な描写の方が好感が持てるな。エルルゥ達の仕草だけで十分可愛いと思うし。ヌワンギのヘタレっぷりは、最近殺された某作品のキャラに通じる物があるな(笑)。アクションシーンはかなり良さげ。オープニングは、今の所今期No.1候補の出来だと思う。激しくネタバレ含んでたけど。作画も安定していてクオリティ高いし、久しぶりに本気のOLM作品が見られそうだ。

「女子高生 GIRL'S*HIGH」第1話

下品な方向に突き抜けて、女子高生に対する男性諸氏の幻想を打ち砕いてしまえ、というコンセプトの作品。前期の「タクティカルロア」と「陰からマモル!」を比べてもわかる通り、ふじもとよしたか監督は、やっぱりこっち系の作品の方が相性が良いと思う。第1話から、キャラクターデザイン再現度の低い作画クオリティだったので、さすがに心配になりましたが…。下の毛の処理とか、女同士の69体勢とか、予告の検尿シーンとか、作品の肝である下ネタに関しては、テレビでの表現の限界に挑戦してる。下ネタにしても、パンモロにしても、下品なことを、着飾ることなく下品なんだと主張して描いてるので、エロいと全く感じさせない所が逆にすげえ(笑)。ただ、全体的にテンポの悪さが目立った。もう少しツッコミのタイミングにもキレがあれば。エンディングが梅津泰臣氏で驚いたよ。

「シムーン」第1話

第一印象は、マ○ネリーベのような女性向け耽美系作品の登場人物を、男性から女性にまるごと入れ替えた感じ。西田亜沙子女史によるキャラは魅力的だが。17歳以下は皆女性だとか、キスをしないと動かせない複座型飛行艇とか、百合展開に持って行くためのエロ設定が、少々あざとすぎて引き気味。独自用語と説明セリフと自己陶酔系セリフのオンパレードで、とにかく世界観を見せてしまう事に終始した形。世界設定が特殊なので、最初にこの辺りの事を潰しておかないと、何も始められないんだろうけど。1話を見た限りでは、女の子同士のコミュニケーションを楽しむなんて余裕のない、人もバンバン死にまくりで重苦しい作品になりそうなんだけど、本当にそれだけでは面白くない鬱作品になってしまうので、世界観を上手く活かした爽快な物語に出来るかどうかは見物。

「ストロベリー・パニック」第1話

「女子高生」と「シムーン」の方はHDD/DVDダブ録使ったんで大丈夫だったんだけど、こっちはキャプチャーボード(ちなみにMTVX2004HF)の音声出力設定を間違えてたらしく録画失敗…。6日のちばテレビで補完予定。