日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

日本選手権・NTT東日本vs和歌山箕島球友会

多くの人は、クラブチームがどれだけ企業チームに食らいつけるか、という興味だったんだろうなあ。
和歌山箕島球友会の先発は寺岡投手。145km/h出て巷では驚かれたけど、寺岡投手って阪神大学連盟の記録ちらっと見たら、普通に主戦(最後の昨年秋は2番手。なお、昨年秋の大阪産業大は一部2位)じゃないか。実績も能力もあるよ。そもそも、箕島ってセレクションあるようなチームだし…。が、2回裏。喜納選手が死球で出塁すると、梶岡選手がポテン気味のヒットで一、三塁。ここで上田捕手が…犠打。…ええと、たぶんこれはスクイズではない感じ。三塁走者動かなかった。一塁走者だけ二塁に進めるような。謎だ…。ここで目黒選手。絶対クラブチーム相手に手加減するようなひとじゃないとは思ったけれど(あ)やっぱり、な2点適時打。NTT東日本が先制。
更に4回裏。喜納選手がいきなりソロ本塁打一発、だったらしい。でもって更に越前選手が二塁打、だとか。…この辺、夜御飯調達してて見てなかった(ぼそ)進塁打で三塁まで進み、上田選手の三遊間しぶとく抜ける適時打で1点追加。更に目黒選手と下川選手にヒットが出て満塁。ここでやっぱり容赦なんか一欠もしてくれそうな北道選手、2点適時打…。これで寺岡投手はノックアウト、桐原投手にスイッチ。桐原投手はこの場は切り抜ける。…というか、寺岡投手みたいな正統派より、結構な荒れ球の桐原投手の方が企業チームは打てないかもしれないなあ、とは思わなくもない。それでも、6回裏は福田選手がヒットと盗塁で二塁に行き、北原選手が適時打。この時点で7−0。うーん。
ところが、7回表。NTT東日本は先発が横山投手だった。和歌山箕島球友会は基本打ててないけれど、唯一3回表だけはチャンスを作っていて。水田捕手がヒットで出塁して犠打で進塁した後、平井選手が右前ヒット。ちょっと浅かったので本塁は無理だなあ、と思ってたら、平井選手が一塁オーバーランしていて挟まれてアウトという。…もう少し、水田捕手が本塁に誘うプレーしても良かったかも。二死だったし。そんな感じだったところに、7回表で森山投手にスイッチ。とはいえ、森山投手もきついよね、と思ってたんだが、二死から岸選手が死球。更に穴田選手が右前ポテン気味のヒットで(元プロの意地?)続くと、水田捕手が四球。あ、あれ?ここで西口選手、左ライン際の2点適時二塁打…!あ、あの変なスイングで!(あ)*1森山投手はノックアウトになるのかな、沼田投手に交替してこの場を抑える。
更に8回表。平井選手が四球で出塁すると、二盗後に高橋孝司選手も四球。山下選手がヒットで(そういえば脱臼は完治したのかな)なんと無死満塁。ここで林選手が四球。お、押し出し…。NTT東日本、流石に慌てたのか、ここで末永投手登場。これは本気にさせたか…。案の定さくっと空振り三振で一死、穴田選手も二ゴロ、これは併殺コース…が、二塁カバーに入った遊撃手が、一塁へ悪送球…!和歌山箕島球友会、なんとNTT東日本から5点とっちゃったよ!この時点で2点差!
ところが、NTT東日本は直後の8回裏。いきなり上田捕手がソロ一発…。更に目黒選手が四球で出塁し、ここで桐原投手が下がって…きゃあああああなんかちっちゃいひとがいるー!(え)いや、その前からピンチになると投球練習してたから、わかってたけどさ。しかしまあ、高橋道岳投手が京セラで登板するのを見るとは思ってなかったよ…。なんとも感無量。で、なんとか二死までこぎつけたのだけど、途中出場の高野選手と矢島選手に連打を食らって2失点(自責点は1なのかね)。まあ、しょうがないか。NTT東日本がより苦手になったのは言うまでもないけど(あ)
9回表、西口選手がこの日2本目のヒットで出塁したものの、それ以上はどうすることもできず。健闘した、かなあ。まあ、3点はおまけだけどね。
この試合は1つ和歌山箕島球友会に残念なことが。客席で、三塁側ベンチの屋根に登って応援し始める一部観客がいてね。京セラの警備員が何度も注意して下ろしたんだけど、懲りずにあがりまくっていた。結構いい大人が本当にみっともなかった。「これだからクラブチームは」って言われるよ、こんなの。選手は頑張ってるのに。

*1:西口選手はバスターというか、水平みたいな構え方からスイングする