Hatena::ブログ(Diary)

トウキョウタルビ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-06-11 ものいはぬははらふくるるわざなり

[]「ヘタレ」という名の怪物

恋するフォーチュンクッキーType A(初回限定盤)すでに種々のメディアで報じられているとおり*1、過日、某巨大アイドルグループ内の序列を決める年に一度の「選抜総選挙」が開催され、2013年は指原莉乃さんが1位に選出された。思えば長い道のりだった。選抜にも入れない不遇の時代から応援している者(=私だ)にはたいへん感慨深い。

およそ正統派からはほど遠いアイドルである。テレビで活躍するのはバラエティ絡みのものだけで、歌番組ではほとんど後列にしか置いてもらえない。見た目は残念*2。スキャンダルにもまみれた。本店(秋葉原)所属でもない。ファン以外はほぼ全員アンチ。そんな指原さんが総勢250名になろうかという巨大グループのトップに立ったのである。下克上いや革命と言っても過言ではない。

しかし、この一年のグループを巡る状況を考えてみると、彼女ほどこのグループのありようを体現しているメンバーはいない。最も象徴的なのは、恋愛にまつわるルール破りの騒動と地域密着型アイドルのコンセプトを、よくも悪くも一手に一挙に引き受けて、すべてをエンターテインメントとして昇華させてしまったことであろう。その点で、どんなに汚れたキャラであっても、今のグループにおいては、彼女こそが最もセンター(中心)にふさわしい。個人の力量や魅力を超えた、グループの象徴(あるいは代表)として完璧に機能している。

失敗や凋落すら飲み込む強烈な「物語」と「歴史」を持つ指原さんは、すべてを見世物として提示できる劇場型アイドルである。順調に成長したヒーロー(ヒロイン)がいったんは挫折するものの、かろうじて生き延びた先で新たな力を蓄え、やがて中央社会でかつて以上の権力で復権を果たすという、まさにこの国の人々が大好きな貴種流離譚を地でいくアイドルと言えよう。

彼女のますますの活躍を願ってやまない。

続きを読む

*1:テレビ生中継もあった

*2:私はそうは思わない、というか、むしろ見た目から入った

893893 2013/06/12 13:08 RSSリーダーをつらつらと眺めていると、懐かしいタイトルが…!?
知らない間に遠いところに行ってしまわれてたのですね(笑)
トマパイまでは何とか見聞きしたことが有りますが、それ
以外は(ほとんどじゃん)全く存じ上げません。
自分の知らない世界に連れて行って頂けるこのブログ、たまには
こうして書いて頂けるとありがたいです。ご再考を。

morio0101morio0101 2013/06/12 21:15 >つよぽん
予想外の出来事が起きて、これだけは書いておかないといけないと思いました、ドルヲタとして(笑)。普通の方は地下アイドルのことまで知るよしもなく(テレビに出ないし)、トマパイだけでも知っているのは、むしろ驚きです。好きなものを好きという楽しさを追求していると、こんな遠いところまで来てしまいました。いくつか公式の動画も追加しておいたので、よかったら御覧下さい。超メジャーなアイドルにはない魅力がありますよ(独り言)。

Wind CalmWind Calm 2013/06/15 20:45 えっ!? と思ったらほんとに復活してた。でも1回だけ?
さっしー?が一位になったのがそんなにすごいのかと、異星人を見る目です ^^;
私にも何か、それぐらい夢中になれるものが欲しい・・・

morio0101morio0101 2013/06/16 22:47 >Wind Calmさん
指原さんがまったく鳴かず飛ばずだった時代を知るものには、望みはしていたものの、今回の結果はほんとうにありえないことなのです。たとえば海の魚の人気投票をしたとして、チョウチンアンコウが1位になったようなものです。一寸変わっているけれど、1位ではないだろという存在。それが指原さんです。唯一無二なんです。
アイドルはサブカルからハイカルチャーまで丸ごと飲み込んだ総合芸術です。しかもやっている本人たちにはそういう意識はまったくなく、空っぽのままで売れることをひたすら考えて、刹那的に活動をしています。そのギリギリな感じが魅力です。やがて自らの活動に自覚的になった時に、アーティストと呼ばれる別のものに変質していって、ドルヲタとしてはおもしろみを見出せなくなるわけです。
Wind Calmさんも鳥見とかバイクとか、多趣味じゃないですか。飛行機の免許を取るために異国へ渡るなんて、よほどの熱量がないとできないと思いますよ。私などは足下にも……。

2012-08-01 暑中お見舞い申し上げます

morio01012012-08-01

[]いつかどこかで

思い返せば最初にサイトを立ち上げたのは、「私のホームページへようこそ」などという惹句があちこちで踊っていた時代、1998年2月のことだった。もはや見るべきものは何もないと思うけれど、今でも消さずに残してある。

  http://homepage1.nifty.com/pekopokonet/index.html

その中の日記部分を移す形で2003年12月から「1/365*morio0101」というブログを始めた。これもなんとなく残してある。

  http://morio0101.air-nifty.com/kataru/2003/12/index.html

そして東京への単身赴任が決まり、新たに作ったのが、この「トウキョウタルビ」である。もともとは、初めての一人暮らしの(酷い)ありようを記すつもりで始めたものであった。特にまったくやったことのない自炊のどたばたを世間に晒すことで、自らへの叱咤激励とした。当時のエントリーには「今日の自炊くん」というタイトルの記事がたくさん並んでいて、「なんじゃ、それ、料理?」というものもあり、今見返すと苦笑いするしかないような代物ばかりである。多くの方々からありがたいアドバイスや励ましなどをいただき、おかげさまでふらりと入ったスーパーに並んでいるもので、適当に食べたいものをそれなりに作れるようになった。料理本や調理器具もずいぶん増えた。単身赴任7年半にして最大の成長はこの部分だと思う。他はたぶんまったく、ね……。

続けていくうちに、しだいに自炊ネタは減っていき、本や映画や音楽や写真や自転車などのことを主に書くようになった。いつも自分の好きなものを好きだと無意味かつ無責任に叫ぶような内容で、どこまでも自己満足な文章に過ぎない。それでも折々にそれに付き合って下さる方々がいて、そういう人たちとの交流を楽しみに、箸にも棒にもかからないことを書き続けていたのであった。

でも、このエントリーをもって、ひとまずの閉じめにしようと思う*1

井原西鶴の『諸艶大鑑』にとても有名な言がある。「人間は欲に手足のついたるものぞかし」というものである。難しい解釈はどこにもなく、文字通りの意味だ。「欲」をかきすぎると、往々にしてよろしくない事態を招くことになるけれど、一方で「欲」は「生きる力」にもなる。何かに対する強い「欲」は、すなわち「目標」になったり、「動機」になったり、「活力」になったりするだろう。そのように「欲」を捉えた場合、西鶴の言葉は実に味わい深いものに思えてくる。たとえそれが「物欲」(私はしばしばこれに支配されています)であったとしても。

これからもここでさらけ出していた「欲」に囚われながら、今しばらく東京での単身生活が続きます*2。私が「好きだ」と叫んでいたものに接した時には、きっとあいつは大喜びしている(あるいは悲しんでいる、怒っている等々)のだろうと思い出していただけると幸いです。

どうもありがとうございました。またいつかどこかで。

*1:Twitter / flickr / Facebook は続けます

*2:いつ終わるか、わからないけど

genjiitogenjiito 2012/08/01 23:12 また、折々に楽しい話を聴かせてください。
東京で、そしてイタリアで。

ひょひょ 2012/08/02 01:03 もったいない。あぁ、もったいない。

Wind CalmWind Calm 2012/08/02 21:52 別にやめなくてもいいのに。でも、イタリアって・・・ あ、そういうことか(って当たってるのかな?)

morio0101morio0101 2012/08/03 00:23 >genjiitoさん
ありがとうございます。イタリアではよろしくお願いします。ご自愛を!
>ひょさん
そのように言っていただけるうちが華かと。
>Wind Calmさん
なんとなく放置しているような感じが気持ち悪くて、すっぱりケリをつけました。イタリアは「お仕事w」で、です。フィレンツェに行ってきます。

日切焼日切焼 2012/08/08 17:05 おお、とうとうですね。
自身のことで忙しくて、ここ数日メールチェックも愛読しているブログのチェックも出来ないでいました。
寂しいですけどしょうがないですね。
確かmorioさんのブログには、「がんばっていきまっしょい」で検索した時にめぐり合ったような覚えがあります。
私のHNは「がんばっていきまっしょい」由来ですので、間違いないと思います。
その後、蒼井優とかそのほかの話で楽しませていただきました。
私もmorioさんのブログにめぐり合った頃は単身赴任でしたが、子供が手を離れたのを機に妻がこちらに来ましたので、単身生活は9年半で終わりました。
自宅との行き来が激減して、体は楽になりました。
移動が辛い歳になってきましたので、ほっとしました。
かっていた猫もこちらに引っ越してきました。
morioさんはまだまだ単身が続きそうなので、体に気をつけて頑張ってください。
楽しませていただきました。
ありがとうございます。
お元気で。

morio0101morio0101 2012/08/11 22:38 >日切焼さん
「がんばっていきまっしょい」は私がネットにサイトを立ち上げた年の公開で、もう14年も前のことになるんですね。悦ネエも歳を取るはずです。田中麗奈以外の4人は今どういう活動をしているのでしょうね。久しぶりに思い出したので、この夏の間にあの映画をまた見てみようと思います。
日切焼さんも単身赴任でしたか。私のところも娘が大学を出てしまうと、あとは妻の定年と私の転勤が競争になって、東京か大阪か、終の棲家が決まることになりそうです。
ともあれ、折々にコメントをつけていただき、こちらこそ感謝しております。またいつか、どこかで巡り会えることを楽しみにしています。

2012-07-22 ちょっと涼しい

morio01012012-07-22

[]浜松で馬鹿騒ぎ

いろいろあって、このブログを2週間も放置してしまった。そのままフェードアウトしようかとも思っていたのだけれど、ももクロちゃんのライブを見たら、黙っていられなくなった。静まりかえった夜半の浜松のホテルで、こうして駄文をものしている(笑)

春の「横浜アリーナまさかの2Days」以来のももクロ現場である。新曲リリースに合わせた今回のツアーでは、初っ端のNHKホール@東京と最終のアクトシティ大ホール@浜松が最激戦であると囁かれていた。それぞれがももクロちゃんにとって特別な場所であるから、当然である。NHKホールの方は自宅で生中継を楽しむことになったけれど、浜松は幸運にもその場にいることができた。それにしても、上原ひろみ以外でこのホールに来ることになるとは、夢にも思わなかったよ。

昼過ぎの新幹線で浜松入りし、すぐに駅傍のホールへ向かう。基本的にグッズには興味はないのであるが、このツアーで初めて用意されたパンフレットだけは確保しようと思ってのことである。会場内外にはすでに色とりどりのモノノフたちが集結しており、一般の人は寄りつけないような気配が濃厚で、嬉しくなった(!?)。グッズ売り場は待ち時間なしで、パンフレットの他についペンライトやタオルまで買ってしまう。いいのだ、聖地遠征記念ということにする。物販横では某有名マネージャー*1のツーショット撮影が行われていて、こちらは長蛇の列だった。微笑ましい。

ホテルで一休みしてから、モノノフ装備に身を固め、いざ出陣。推しである百田さんの初の地元凱旋ライブ*2である。気合いもいっそう入るというものだ。かなこぉぉぉぉぉ↑↑↑

以下、折り込み部分に箇条書きで印象を記す。セットリストもね。

続きを読む

*1:kwkm & tmmn

*2:ナタリーのライブレポート http://natalie.mu/music/news/73352

日切焼日切焼 2012/07/27 10:58 >>そのままフェードアウトしようかとも思っていた

そんな気がしていました。
最近、自分が読んでるブログの人たちがだんだん止めて行っています。ブログからTwitterとかFacebookの方に移ってる人が多いようです。
しかしながら、Facebookは基本実名なので本音を書けず、Twitterは本音がいまいち伝わらず、おやじの私としては歯がゆいばかりです。
ブログのエントリー書くのは大変かもしれませんが、Twitterとかでは文章短すぎて意味不明なことが多いです。
おやじの私では、ネットの世界にはついていけない気がしてきました(ってもともときちんと分っていたわけではないけど(ーー;))

morio0101morio0101 2012/07/29 00:02 >日切焼さん
かつてのホームページのように、ブログというメディア自体も後発組(SNS)によって緩やかに遠くへ流されていっているように思えます。そうした一般論はさておき、自分の余裕のなさから、ここに向き合う気持ちが薄れてきたことがやはり大きいです。
ここでぶつぶつ言葉を吐き出すことで、いろいろな人と思いを共有できる楽しさは、何ものにも代えがたく、それを失ってしまうことが一番残念に思うところです。
なんだかもうおしまいにしてしまうような物言いですが、せっかくのご縁をすべて無にしてしまうようなことのない方策を考えてみようと、今は思っています。

2012-07-07 天の川を見るのは至難の業

[]胡散臭いと思う

車を乗り換えたこともあり、その車種に関する書籍を何冊か手に入れて、ニヤニヤしながら眺めている。しかし、ろくに中身を確認せずに、ネットでまとめ買いしているので、中には酷いものも混じっている。たとえばこの本*1とか。

ハツカネズミ君に乗ってイタリアを旅するという、実に魅力的な内容であるはずなのに、これがもう酷い、酷すぎる。何が酷いかと言えば、取り付けるだけで燃費や挙動や操縦性などが劇的に向上するという「画期的な製品」のテスト(あるいは売り込み)のような記述が嫌になるくらい繰り返し出てくるのだ。もちろん筆者は大絶賛している。あまりの胡散臭さに、長靴の国の魅力などすべて消し飛んだ。そんなにすごい製品なら、モータースポーツの世界で常識になっているでしょ。あるいはメーカーが市販車に導入するとか。いずれも寡聞にして知らない。

もちろんこの商品を試したことはなく、本当に「魔法のような効果」があるのなら、それはそれですばらしいと思う。でもネットで見るこの商品の評判は相当怪しいものである。霊感商法一歩手前と言ってもいいくらい。えい出版は何を考えているのだろうね。ここがこんな胡散臭い本をシリーズで出しているのに、かなりがっかりしている。

2012-07-05 蒸される

[][]ミニの余生とか

いつも世話になっている自動車整備工場から、ミニに買い手がついたと連絡があった。手放してわずか10日のことである。大切に乗っていたとはいえ、21年選手に余生があるとは思っていなかったので、ちょっと吃驚した。もちろん買い取り金額はまったく期待していない。ともあれ、いきなり「廃車→解体→スクラップ」の道を辿らずにすんだことを喜んでいる。街中でサーフブルーのミニを見かけたら、もしやと思える楽しみができた。

来週の土曜日に身分不相応役職の一つが任期満了となる。その日の大きな会議に向けて、タウンページのような分厚い資料集を作成するのであるが、今日その原稿をすべて印刷会社に手渡した。のしかかっていた重すぎるものが一気になくなり、清々している。夜は密林から届いた「築城せよ!」を楽しむ。海老瀬さん、いいわ。

2012-07-04 すっきりした天気

[]京都太秦物語

まったく映画を見る余裕がない。時間というより気持ちの面で。こんな精神状態では肝心の仕事もまともにできるはずもなく、哀しい。

6月はwowowでフランス映画の特集があって、トリュフォーやゴダール、シャブロルらの作品が30本くらい放映された。ひとまずHDレコーダーに収めたものの、いまだたったの1本も見ることがかなわない。某国営放送局のBSチャンネルでは、山田洋次が昨年から日本映画のセレクション番組をしていて、古い邦画が毎週放映されている。山田洋次の映画は好きではないけれど、選ばれたものに罪はない、というか、見たいので、彼の名前をキーワード登録してすべてレコーダーに残している。こちらも溜め込む一方である。

山田の名前で自動録画しているため、寅さんシリーズとかもひっかかっているのだが、それはさっさと消している。その中に「京都太秦物語*1」というのがあった。「いらんな」と思って、消そうとしたところ、京都太秦を舞台にして、山田が立命館大学の学生たちと一緒になって、地元密着の短編を作ったとある。1時間半ほどのものであるし、ちょっとだけと思って再生してみたら、もうね、90分が5分に感じられるくらいの勢いではまりましたよ。

物語は、大学図書館に勤めるヒロインが、芸人志望の幼なじみと大学の研究者の間で揺れるという月並みなものなのだけれど、見知った場所が出てくるし、俳優たちも芝居がかった演技をしていないため、知り合いの人たちの話をこっそり聞いているような親しい感覚をおぼえた。とりわけヒロインを演じた海老瀬はな*2がよくて、なんで今までこの人の存在に気付いていなかったのかと深く後悔したほどである(大袈裟)。「京女」と聞くと、脊髄反射的にとても嫌な人のことを思い出してしまうのだけれど、海老瀬さんはいいなぁ*3。特に佇まいとか気配とか。つい彼女が出演している過去の作品を密林でポチってしまいました*4。これから売れっ子になるといいね。

映画史に残る傑作というものではないだろう。でもこういうちょっと気持ちが軽くなるような作品は、「小確幸」を与えてくれるものとして、とても大切に思える。このままレコーダーに残しておいて、何度も繰り返して観ることになりそうである。

D

D この短編の海老瀬さんもいいなぁ。

*1:公式サイト http://www.ritsumei.ac.jp/eizo/kyotostory/index.htm

*2:京都出身。公式ブログ http://ameblo.jp/ebise-hana/

*3:いつもの悪い癖、かも

*4:「築城せよ」のDVD、なんと677円。人気がないのね。

2012-06-30 梅雨の晴れ間

morio01012012-06-30

[][]制多伽に癒される日々

この3週間の追い込まれっぷりは、ちょっと「それはないやろ」くらいのものだった。体も壊さず、心も折れず、今日という日を迎えていることに感謝したい、そんな気分である。明日は久しぶりに自転車に乗るぞ! と張り切っていたら、雨だって……。それはないよ。

最近手に入れた仏像のフィギュアに癒されている。いや、慰められている。運慶作とされる制多伽童子の実物を、実はまだ見たことがない。高野山金剛峯寺に出かけていっても、常設展示されているわけではないのだ*1。同じ国宝の矜羯羅童子像とともにぜひご尊顔を拝したいと願っている。それまでは目の前のフィギュアで見た気になる。

ああ、もう明日から7月か。

2012-06-27 ずっとひんやりしてる

morio01012012-06-27

[]みてみてZ女をPUSH

ももクロちゃんの新曲発売日なのである。

表題作「Z女戦争」のことは、6月12日の記事*1に書いた。公開されたPVをすでに何度リピートしたことか。すっかりお気に入りになっている。あらためて音質のよいCDで聴き直すと、これまで気がつかなかった細かい作り込みのあることが知れる。7分弱の長尺の曲であるが、まったく長さが気にならない。ただし、相対性理論ややくしまるえつこの楽曲と同じく、好きな人はものすごく好きになる反面、受け付けない人はまったくだめだろうなと、容易に想像できる。仕方がない、嗜好のものだから。

カップリングの「PUSH」は4月の横浜アリーナ公演2日目で初披露されたものである。アイスクリームのCMにも使われていて、「Z女戦争」よりは一般受けしそうである。そしてもう1曲、世界の「ポケモン」のエンディング曲として採用された「みてみて☆こっちっち」である。初代アニメの主題歌*2を作った人の作品であるらしい。いかにも子供向けの印象が強いが、よくよく聴くと、音の作りはテクノポップ風であって、そこに中華や和の要素も盛り込まれた不思議な曲になっている。そしてこれがなんともよいではないか。「PUSH」よりも好きである。

さて、これらの曲が彼女たちが大目標にしている年末の歌番組出演への切り札になるのかどうか。もっともそんなことにはこだわらず、ももクロちゃんや陣営にはやりたいようにやってほしいと思う。そうしてこれまでのし上がってきたのだからね。通常版の夕焼けを見る5人のジャケットが、これまたツボ過ぎてつらい。

D

*1http://d.hatena.ne.jp/morio0101/20120612

*2:かつて子供と一緒によく見ていた。懐かしい。

2012-06-24 曇りのち雨

[]今時はこうなのか

自分を車に慣らすために大阪市内をぐるりと巡ってきた。私自身が古い車のありかたしか知らないので、あれこれと新鮮すぎる。ミニと比べて気のついたことを箇条書きで記す。

  • 車に触らなくてもドアロックが解除できる。すごい。
  • キーから送られた信号に車が反応して、ウインカーがチカチカ光る。ペットみたいである。
  • 顔を動かさないといけないドアミラーがつらい。フェンダーミラーは視線を動かすだけで後方確認できた。
  • チョークレバーを引かなくてもエンジンが始動する。そしてすぐに回転が安定する。
  • 五月蠅くない。
  • パワステの威力を知る。スカスカすぎて怖い感じすらある。
  • アイドリングストップする。しかし、壊れているんじゃないかと不安になる。
  • 小排気量の2気筒ターボエンジンだが、なかなか侮れない走りをする。バタバタバタバタというバイクみたいな音が心地よい。
  • 自動でいろいろと判断、調節してくれるエアコンが賢い。冷風がぼーぼー出るだけのミニとは大違いだ。
  • ラジオが聴ける。CDも聴ける。しかし、日本語のタイトルの曲は認識しない(MP3のみ)。なんたる国際仕様か……。
  • デュアロジック(マニュアルにもオートマチックにもなる)が素敵すぎる。まるでレースカーである。
  • ランプと音でいろいろと警告してくれるお節介ぶりにドギマギする。
  • 車に触らなくてもドアロックできる。すごい。

大衆車でこれだから、高級車はもっとすごいのだろう。スリーポインテッドスターや跳ね馬だとどういうことになっているのだろう。オーナーになることは絶対にないだろうけど。

総じて、ドライバーに課せられるべき責任感のかなりの部分を、車が引き受けてくれているという印象である。クラシックカーと今時の車の一番の違いはそこだと思う。そしてブラックボックス化された安全が、少々不安でもある。信用していいの、という意味で。

2012-06-23 すかっとしない

morio01012012-06-23

[][]さよならミニ

21年乗ってきたミニと今日お別れした。

英国生まれのとても品のある車だった。日本の工業製品の品質からすると、信じられないような故障や不具合もそれなりにあったけれど、愛着が増すことはあっても嫌になることはまったくなかった。できることなら一生乗り続けたいと思っていた。しかし、その願いを叶えるためには、これまで以上の手間暇と愛情と先立つものが必要になる。もはやここまで。

ミニを手に入れた当時は、まさか自分が今の職を得るなどとは考えられなかった。朝から夜まで、何かに追い立てられるような毎日だった。そこからちょっとしたきっかけで今に繋がる道に進み、なんとなく明るいような暗いような時代を過ごして、思いもよらず東京に行くことになる。その間、ずっとミニに乗り続けてきたのだった。やはりあれこれ思い出す。21年の付き合いの最後の日の朝、綺麗に洗車し、写真にその姿を収めた。

もはや街中で見かけるミニは、ドイツ製の立派な後継車ばかりである。きっと「作りかけのプラモデル」のようなものではないだろう。私の気持ちはそこには向かない。そして新しい相棒に選んだのは、長靴の国の大衆車である。ミニに負けず劣らずモヤモヤと悩ませてくれる車だと楽しみにしている。

日切焼日切焼 2012/06/25 23:01 私も同じ車に長く乗るほうです。
初代ゴルフには13年乗りました。子供が生まれて、エアコンがつけられないので乗り換えました。
今乗ってる北欧の弁当箱のような車は16年乗っています。最近エアコンの修理をしたばかりで、当分手放す気はありません。
長く乗るのがエコだと思っていますし、ハイブリッドなどというエコ?カーにはまったく興味ありません。
今の車の後には、子供も手を離れましたので、ドイツのミニに乗ろうかと思っています。
オースチン・モンテゴ・バンデンプラ・エステートという(誰も知らない)英国車がほしかった時期もありましたが、タイミングが合わなかったのと高価だったので断念しました。
その後もひそかに中古車市場など見ていましたが、ほとんど出回ってませんでしたね。
所持してたら、きっと苦労させられたことだと思います。面倒くさがりの私には英国車や伊太利車は無理なのかもしれません。

morio0101morio0101 2012/06/27 00:29 >日切焼さん
古い欧州車好きでしたか。私は丸っこいのが好みですが、日切焼さんは直線的なのがお好きみたいですね。モンテゴ、知ってます。ミニ絡みでオースチンの本を何冊か持っていて、そこに載っていました。やっぱり弁当箱系(笑)。英国車は想像してたのよりはずっとまともでしたが、やはり日本より気温の低い国の車ゆえ、夏場はちょっと苦しかったですね。
私もハイブリッドカーは好きじゃありません。なによりエコ意識からではなく、単に維持費が安くつくんじゃないかという、世知辛い思いが透けて見えるのが嫌です。さすがに湯水のようにガソリンを使ってもいいとは思いませんが、もうちょっと好きとかこれにこだわるとか、そういう目でものを選ぶことをすれば、少しは世界も明るくなるような気がします(気のせいかもしれません)。