2016年9月 オークランドコロシアム DAY3 〜突然の悲劇〜

オークランドでの今年最終戦

レンジャーズの先発はコルビー・ルイスです。

久しぶりにかれの投球がナマで見れる。
昨日は話せたし今日はピッチングがみれるし順調に今回の観戦ができてることに大満足でした。
そしてこの日オークランドに行く前でした。
出発前にメールなどをチェックするためパソコンを開いてから数分後。
信じがたいニュースを目にします。

マーリンズのエースが事故死」

へっ!?なんじゃこのニュース??マーリンズのエース?マーリンズのエースって誰を指すかって…ホぜ・フェルナンデスだろ?)

何だか事態が呑み込めず記事をクリック。
すると…フェルナンデスがボートで岸壁に激突し死亡したという内容でした。

なんてこった…)

こんなことがあるのか?あのフェルナンデスが?嘘だろ??)

頭の中はそればかり。

しかし事故死したという事実は間違いなさそうです。

一体何やってんだ…ホゼよ)
こんなことがあっていいのか。

せっかくの私の晴れやかな気分も一気に冷めてしまい沈痛な気分になりました。

コロシアムに着きブリーチャーの仲間と合流するとフェルナンデスの話でもちきりでした。

そしてこの出来事が本当であることを改めて思い知ったのが試合前のセレモニー。

やっぱり事故は本当だったんだ…ホゼはもうこの世にいないんだ…)

突然の悲劇にチームメイトや家族は…なんて野暮なことは書けません。

ただただ驚くばかりで悲しい出来事となりました。

この日はいくつかの球場で試合前にいろんな選手の偉業を称えるセレモニーがある予定でしたがもちろん中止、それどころではありません。

私の3年ぶりのメイジャーリーグ観戦も悲しみに包まれてしまいました。

まさかこんなことになるなんて…)

言葉も見つかりません。

ただただ言えるとしたら…さよならホゼ…。

それだけです。

さて試合ですがルイスの調子が悪く不運も重なって大乱調。

2回途中7失点で降板します。

しかしそんなことよりもやはりホゼ・ヘルナンデスの死。

彼のご冥福を心から祈りたいと思います。

2016年9月 オークランドコロシアム DAY2〜レンジャーズ・元日本プロ野球3選手〜

この日は試合前にルイスに話しかけます。

日本では広島カープが25年ぶりのリーグ優勝を飾ったのでその報告と優勝記念で発行された新聞を持ってきました。

少し厚みのある新聞でしたが最初から最後まで興味深そうに読んで(見て)いました。
ルイスが日本でプレーしていたのは2008年と2009年。
当時の主力で残っているのは石原選手ぐらいでしょうか。

「今年の優勝は若い人たちが頑張ったんだよ、残念ながら君が知ってるのは石原ぐらいかな…」

というと

「Yes…」とうなずきながら新聞を見ていました。

後は黒田投手は知ってるのでそれもわかっていました。

広島カープのロゴキャラクターのカープ坊やが涙を流しながら喜んでいることを説明すると笑っていました。

3年ぶりにルイスと話せましたが今回はカープの優勝そしてルイス自身もワールドシリーズ進出の可能性もあります。
2010年、2011年と悔しい思いをしていますから今回は3度目の正直で何とかワールドチャンピオンンになってもらいたいです。

さて今年のレンジャーズにはもう一人日本プロ野球からきた選手がいます。

ヤクルトスワローズのクローザーでトニー・バーネットです。

2010年から2015年まで6年間プレーし2012年と2015年には最多セーブのタイトルも取っています。

私も彼のことは名前ぐらいしか知らなかったのですが、一応といっては失礼ですが元日本プロ野球経験者で今はルイスと同じチームということで応援を含めて声を掛けさせていただきました。

するとバーネット

「ナンデヒロシマ!」

いや〜そりゃあ僕はカープのビッグファンだから…

と言うと

「ハヤクハヤク!」とせかされ写真をカシャッ。

ちょっとムッとしてたかなと心配してましたが離れていくときにお礼を言って親指を立てるとニコッと笑って走っていきました。

最後にこの日のレンジャーズの先発はダルビッシュ投手。

アスレチックス戦にはあまりいい成績が残せずこの前のアスレチックス戦でもボコボコニされてましたがこの日は好調だったようで7回ぐらいまで0点におさえていました。
(試合そっちのけですみません^^;)

レンジャーズは日本人選手または日本プロ野球経験者が在籍していることの多いチームです。
日本でもヤンキースレッドソックスドジャースマリナーズに匹敵するほどの知名度やファンがいるのではないでしょうか。

今年のプレーオフレッドソックスドジャース、レンジャーズはすでに決定してます。

各チームの健闘を祈りつつワールドシリーズでは日本人プレーヤーのいるチーム同士の対決を期待しております。

もっとも…私の本音は…

レンジャーズvsドジャース

ルイス対マエケン!!

なんですけどね(^^;)

そんなことになったら…

また渡米するのか!?

こりゃあやべえや…。

2016年9月 オークランドコロシアム DAY1

ついに3年ぶりのオークランドコロシアムにやってきました。

オークランドブリーチャーズのメンバーには事前に数名にだけ連絡をし後はサプライズで会います。

久々のコロシアム

いや〜帰ってきたぞ!)

足並みも軽くメンバーの一人と待ち合わせた入り口付近へ。
しかし誰もいません。

おいおい…まさか逆サプライズか?)

しかしすでに開門されていたのでおそらく席取りに行ったのでしょう。
でサプライズと言えば入場する際の持ち物検査がえらい厳しくなってること。
以前は目視、顔パスの適当な検査が今ではバッグの隅から隅まで金属探知のゲートまで通過しなければならずかなり厳重な警戒でした。

表に出されている看板にも様々な禁止行為が書いてあるのですが私が気になったのはバッグの大きさ、旗の大きさ、旗のポールの素材、メッセージボードの大きさ、鳴り物の種類などライトブリーチャーのメンバーが昔から自由気ままに許可してもらった部分がかなり制限を設けられていたこと。

なんじゃこりゃ…)

もしこのルールが昔に適用されていたら松井選手のボードやガジラパネル、ガジラマスクも持ち込み禁止だったかもしれません。

まあそもそもが緩すぎたんだけどね ^^;)

球場スタッフの顔ぶれも変わってるようで以前見たことのないスタッフだらけでした。

さて入場してすぐにみんなと再会。
懐かしい顔ぶれもいましたが半分は入れ替わった様子。
若くて知らないメンバーばかりです。
彼らのような新しいメンバーをニュージェネレーションと呼んでました。
連絡を取り合っていたメンバーに今ここにいないオールドメンバーについて聞いたところ引っ越した、仕事が忙しくて来ていない、誰も連絡を取ってないなどいろんな事情で離れて行ってしまったことを知りました。

なんだか寂しいなあ…)

3年の間にすっかり様相は変わってしまいました。

しかしそれはライトブリーチャーだけではありませんでした。
A`sの選手も大分入れ替わってしまい聞いたことのない名前だらけ

かあ〜まともにわかるのはシミエンとボート、クリス・デービスぐらいかなあ…)

A`sはまた…いやいつまでも再建モードから抜け出せません。

さて応援はそこそこに、今回のレンジャーズシリーズですがまず結果から言うとこの日レンジャーズはア・リーグ西地区の優勝を決めます

A`s、エンジェルスが大きくコケてアストロズに去年の勢いはなくマリナーズも中途半端…仕方がないというところでしょうか。
決してレンジャーズが他のどのチームも太刀打ちできないようなメンバーを揃えたとは思わないのですがこの地区ではNo1の戦力です。

私が居た2012年はこのコロシアムでレンジャーズ最終シリーズで3連勝しオークランドの奇跡を間近で見ましたが今回は優勝の瞬間を見せられてしまいました。

以前のように毎試合レギュラーシーズンを通して見てきたわけではないので感情的には大きなものがあったわけではないのですがやはりライバルチームの優勝を見せられたのは悔しかったかな…。

入国管理物語

と、その前に。

今回は3年ぶりのアメリカ入国なのですがわたくしある事情がありまして入国審査に引っかかる可能性がありました。
最悪日本に強制送還なんていうシナリオも視野に入れながらの渡米です。
まあそうならないために事前に日本のアメリカ大使館で手続きをしてきたのですがその時にも担当の方に入国審査官にいろいろ尋ねられるからもしれないからと言われていました。
というわけでかなり緊張気味で入国審査の列に並びます。
列は長蛇というわけではありませんがまあまあ時間のかかりそうな具合で長くなってます。
としばらくすると中国人の集団が2か所ある列の間に勝手にポールを移動させて列を作ります。

おいおい…そりゃあだめだろ)
そして入国審査官の”NEXT”という言葉を聞いてそこから手続きに入ろうとします。
すると審査官も気づいたのか”お前らじゃない、あっちに行け”と手で追い払うジェスチャーをします。
しかしその中国人の集団はそこに固まったまま動こうとしません。
と、同じ審査官がもう一度、今度は審査官のBOXからわざわざ出てきてポールを元に戻しさっさと後ろに並びやがれ!と口では言わないものの鬼のような形相で手で払いのけるジェスチャーをします。

まあそりゃそうだよな…しかしひでえ連中だな。一体頭の中はどんな構造なのか…)

そして渋々並びなおすために後ろに向かってしばらくした時でした。

ガン!ガン!ガン!)

と何度もポールを蹴飛ばしてるんだか底を叩きつける音がしました。
みんなあきれた顔してその音の方向を見てました。

あ〜あ、あーいうのは入国させねえほうがいいんじゃないのか?…)

さてわたくしの番が来ました。

実は入国審査官も裁量が人それぞれでいい人に当たれば問題なく通過できますが厳しい人や経験の浅い若い審査官、意地悪な審査官はいろいろ疑われたりしてなかなか通してくれません。
私も並んでる間に審査官の様子を伺い自分なりに良さそうな人難しそうな人を見定めておりました。

そして…なんと私を呼んだ審査官は私が最も警戒していた審査官でした。

うわっちゃ〜こいつかよ…)

若くて南米系の血が混ざってる人かな?映画エイリアン2に出てくる海兵隊員のバスケスという女性隊員のように筋骨隆々…逆チョンマゲ風な髪形でちょっと細めな男性。

まあここでひるんだら余計怪しまれるな、堂々と行くか!)

開き直ってまずは挨拶からとハッキリと切り出します。

Good Morning Sir!)

反応はなし。
手を出してパスポートをよこせって感じでした。

なんだ…空振りか…)

そう思った時でした。

あなた今回の目的は?

ゲッ!

女性やんけええ!

しまった…Sirとか言っちまったぞ…ーー;)

もうこの地点でわたくしは窮地に追い込まれた心境です。

やべえな…展開によったら別室に連れていかれるぞ)

審査官は無言のまま私のパスポートとアメリカ大使館から渡された書類のコピーに目を通しています。

大丈夫かな…)

と、思いのほかこの審査官はまともな方。
この後やや面倒な質問があったもののパスポートを返却され無事通過。
最後に書類のコピーまで返してきたので、

えっ?これも僕に返すの?)

と聞いたら

ええ、あなたが持っておいて)

これであっけなく終了。

いや〜びっくりした。
もし彼女が意地悪な人間なら最初のSirで即刻別室でしょう。

周りの人間からすればおかしな光景かもしれませんが、入国審査には人それぞれの物語があるのです。

オークランドに向けて、あーclick、click、あー…click!!

というわけで慌ただしくもオークランド行きの準備を始めます。

某怪しげな航空会社2社を排除した結果…United 航空で決まり。
宿泊先は元下宿していた女将さんにお願いするとして問題は観戦チケット。
オークランドは…まあいいとしてサンフランシスコ。
サイトを覗いてみると…

何じゃ…この価格は(−−;)

週末金曜日、土曜日、日曜日のドジャース戦。
しかもライバル対決、シーズン最終戦、優勝争いをしているチーム同士、プローモーションDay…それにTAX,わけのわからない2種類ぐらいの手数料が重なります。
このようにいろんな要素が重なってただでさえ「チャンピオンプライス」と化したAT&Tパークのチケットが倍々倍の価格になっています。

ったく…ふざけやがって…(−−;)

私が渡米した2007年2008年のチケット代とはわけが違います。
一番安くて$6や$8といった席が今や前述の要素があるにせよ桁違いな金額となっております。

行くのやめようかなあ…)

それとも1試合削ろうか、マエケンの投げる試合だけにしようか…。

悩みに悩みまくります。
スタンディング(席なし)で$55って…内野の3,4階席も外野の奥の席も大方$60〜$80ぐらいします。

手数料を考えるとどうやらどの試合も$100は見ないと手に入らなそうです。
それでも何とか他のチケット購入サイトも探してもう少し安く抑えられないか探します。

そして悩んで悩んで、お酒で気分を紛らわせてパソコンの前で探すこと考え続けること数時間か…ついに決断します。

(まあ3年振りだからこれぐらいよしとするか…ケチってマエケン逃したら洒落にならんしな…)

というわけでまずは飛行機のチケットを購入。

クリック♪)

¥121000…

買っちゃった…)

えーいっ!こうなったら怖いものはありません!

はああ!クリック♪クリック♪クリック♪♪

ドジャース戦@AT&Tパーク3連戦

$66、$106、$85。

ついでにオークランドも1試合だけ良い席を$230で。

これだけで合計約¥170000。

うむ!

後はとことん楽しむだけじゃあ!

2016秋!10日間限定版 帰ってきたオークランドから〜メイジャーリーグ観戦記 

3年ぶりのブログ…、何が充実して何が充実していなかったのか…よくわからず忙しい日々に流され早3年…ついに溜まっていた感情が動きました。

オークランドへ行きたい…

一度6月にもそんな気持ちになりましたが敢え無く沈没。

(今年もだめか…)

しかし9月、すなわちレギュラーシーズンが残り1か月になるとまたもやオークランドへ行きたい気持ちが再燃します。

するとそんな気持ちがビールで膨れた90キロの巨体と共に動き出します。

まず飛行機のチケット、それからオークランドとサンフランシスコのスケジュール。
これら対戦相手からチケットの費用等も含めてシュミレーションを開始。

すると…

(ほうほう…飛行機代はまっ、こんなもんだな。で対戦相手は…お〜レンジャーズ!サンフランシスコは…お〜ドジャース!)

何とルイス&マエケンが両方見れる!

くしくも広島カープが25年ぶりのリーグ優勝を達成した直後。

このタイミングを逃すわけにはいかんのでは???

いつ行くのか?

今でしょ!

2013年、オークランド・アスレチックスが終了

まるで去年のALDS第5戦を見てるかのような光景だった…)

2勝2敗のタイで、オークランドコロシアムで、相手がタイガースで、バーランダーが圧巻な投球をしていてそして…最後の打者もセス・スミスだったこと。

ほとんどが同じ光景でした。

違うのは...私が日本のテレビで観戦していたことか…)

2013年、オークランド・アスレチックスが敗退致しました。

ん〜…よく頑張ったと思う)

心の底からそう思います。

が、

しかしどこかもったいなかった気持ちもあります。

それは第4戦で敵地で勝っていながら中継ぎのデューリトルが打たれたこと、8回だったかノーアウト満塁で得点出来なかったことではありません。

メルビンの3年目、しかもその前に彼はマリナーズやDバックスでも監督は経験しています…

メルビンの限界か?)

何か、どこか、負けてきた経験が生かされてない気がします。

しかし起用する選手が次々に当たったのも事実。

この試合だって本当はコローンのはずだったのにグレイに変えた。
果たして正解かどうかはわからない…ただ試合には負けたのは事実。

わからないことだらけのA'sだが勝ちもするし負けもします。

1度ならずとも2度までも、2度あることは3度ある…)

どうやらタイガース相手に来年以降にも因縁が持ちこされた感じです。

しかし来年こそは完成度が最高潮に達する気がします…もしFAの選手が残ってくれるなら。

少なくとももう1年だけ今のチームを見てみたい。

ココ、コロン、バルフォア、その他該当者選手諸君…

どうかA'sを見捨てないで!><)

選手のみなさんお疲れ様でした。

また来年も頑張りましょう、ファンと一体となって…。