『竜の目を最後に描き入れ、飛翔(ひしょう)させた・・・』

『竜の目を最後に描き入れ、飛翔(ひしょう)させた、鉄腕の花道を拍手で送る。』<2018年9月30日(日)>
 「毎日、投げるのが怖かった」。『筆洗』(180930)は岩瀬仁紀投手を称える。「抑え投手の草分け的存在である、ローリー・フィンガーズがこんなことを語っている。『救援投手にとっていやなことは失敗すれば、先発投手の勝利を台無しにしてしまうことだ』。・・・米野球界には薬物やアルコールで不幸な末路をたどった救援投手もいる。その過酷な役割を担いながら千試合登板を達成したのである。・・・『画竜点睛』。竜の目を最後に描き入れ、飛翔(ひしょう)させた、鉄腕の花道を拍手で送る」。
 (JN) 憎き岩瀬仁紀投手コーチ、ドラゴンズファン以外はそうである。それだけドラゴンズの9回を沈着に守り、われわれの反撃を抑えてきた。照2007年11月1日の9回の表も、岩瀬がマウンドに登った。ノーヒットノーラン山井大介は、日本シリーズで初のノーヒットノーランが目の前にあった1対0、岩瀬はどんな気持ちであったろうか。とにかく、ドラゴンズは53年ぶりに日本一を達成した。この重圧をものともせずではなかったろう。「毎日、投げるのが怖かった」と言った岩瀬、次はどんな重圧に立ち向かうのか。まずはご苦労様であります。どうか、敵チームにこういう選手が現れないことを祈る愚かなプロ野球ファン。