空間／場所／風景論

作業中の論文のためのビブリオグラフィ。山ほどある文献の中から、芸術学、社会学、人文地理学に亘る空間／場所論と「心象地理」概念と風景／景観表象論をつなぐために重要なものを、とりあえず再読。

• 空間／場所について
  • ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク (ポリロゴス叢書)』＝「実践された場所」としての空間
  • アンリ・ルフェーヴル『空間の生産 (社会学の思想)』＝「空間的実践」「空間の表象」「表象の空間」
  • デイヴィッド・ハーヴェイ「空間から場所へ、そして場所から空間へ」『10+1 No.11 特集=新しい地理学』＝マルクス主義地理学の先駆けによる空間／場所論
  • 大城直樹、荒山正彦編『空間から場所へ―地理学的想像力の探求』＝日本のポストモダン／マルクス主義地理学者たちによる著書
  • 納富信留、溝口孝司『空間へのパースペクティヴ』＝さまざまなディシプリンにおける空間概念
• 「心象地理（imaginative geography）」について
  • エドワード・サイード『オリエンタリズム 上 (平凡社ライブラリー)』＝「心象地理」の概念
  • Paul Cloke, ed., Introducing Human Geographies, First Edition (Hodder Arnold Publication)＝人文地理学における"imaginative geography"について
  • John M Schwartz and James Ryan, Picturing Place: Photography and the Geographical Imagination (International Library of Human Geography)＝「心象地理」と写真
• 風景と表象について
  • Ｄ・コスグローブ、Ｓ・ダニエルズ編『風景の図像学』＝地理学からの美術史へのアプローチ
  • ジョン・バージャー『イメージ Ways of Seeing―視覚とメディア (パルコ・ピクチャーバックス)』＝風景画に隠蔽された所有関係
  • W. J. T. Mitchell, ed., Landscape and Power, 2nd ed.＝ミッチェルによる序文「空間・場所・風景」

まだまだあるけれど、「今日はこれくらいにしといたろ」（池乃めだか師匠風に）。