BLEACH 龍紋鬼灯丸〜本当の思い〜

『だぁーーーッッ!!』
カキーン
ここは十一番隊隊舎前。隊士達が練習をしている。
そんな中第三席斑目一角が1人茂みで卍解の練習をしていた。
『龍紋鬼灯丸ッッ!!!』
卍解はできた。しかし…
(龍の紋章がねぇ…)
そんなことに気づいた一角を呼んだ者が居た。
『一角!隊長が探してたよ!!』
そうか。と返事をする
声をかけてきたのは同隊第五席、綾瀬川弓親だ。護廷十三隊のなかでも一角の卍
解を知っているのは弓親だけだ。
『ところでなんで卍解の練習なんかしてるんだ?一角の刀、どうかしたの?』
いや…べつに。曖昧に返しておく。
『弓親…』
『バゴォォォォォン!!』
一角の声はかきけされた。爆音とともに地獄蝶が2人の元へきた。
『全隊士に告ぐ。流魂街にて不審な人影があり爆音の主だと思われる。十一番隊
は流魂街へ赴き爆音の主を捕えよ。繰り返す全隊士に告ぐ……』
『一角!!行くよ!隊長の霊圧がどんどん流魂街に近づいてる!!』
『…ぉうっ!!とっとと行って捕まえるぜぇー!!』
弓親は一角の霊圧が一瞬震えたのを感じとった。この時の一角は何かに戸惑って
いた、と。

流魂街に向かった一角達を待っていたのは焼け野原化したただ広いだけの場所だ
った。
『これは…ねぇ一角…これって…』
弓親は恐怖一色に顔を染めていた。
『あぁ…間違いねぇ…こいつぁー………』
一角は言葉に詰まった。そして弓親は一角の顔を覗きこむ。そして…
『俺の斬ぱく刀だ…』
一角は何がどうなったのかわからず自分の手にある鬼灯丸をただ見つめた。
その後一角は鬼灯丸との対話を決めた。一角は集中力、霊圧を高めた。しかし鬼
灯丸に届かない。
(…んでだよっ!どぉしたんだよ!!!)
その時、一角の後ろにある霊圧が一瞬感じとられた。
(ん!!?これは……鬼灯丸!!!)
一角はすぐに霊圧を探り追った。しかし霊圧はすぐに途絶えた。
(くそッッ!!!)

ガサッ…

一角の後ろからまたあの霊圧の持ち主が現れた。
『ヤァイッカク。ゲンキダッタカイ?』
それは人の形をした鬼灯丸だった。
『てめぇ…今までどこに行きやがった!!なんで流魂街にあんな事したんだよ!』
一角は感情を抑えきれない。
『ドコへイッテタカダッテ?ンーヘンナコトヲキクナァ〜…ワタシハズットオマ
エ…イヤ、イッカクトトモニイタサ。キミガワタシヲミテイナイカラダヨ。イッ
カクハワタシヲツカウシニガミトシテタダシイノカ?ソレヲタシカメヨウトオモ
ッタノダヨ。』
『何を今さら………』
一角は感情を我慢するために拳を強く握りしめた。そして口を開く。
『どおしたら……どおしたらおめぇを持つ資格があるって証明出きるんだッッ!?

一角は拳を緩めた。
『フフフ。ソレハダネ、コノカタナヲミロ。』
鬼灯丸が差し出したのは名もないような一般的な刀。そしてこう続けた。
『コノカタナヲツカイワタシニカテ。ソウスレバイッカクヲワタシヲツカウシニ
ガミトシテミトメル。』
『よし。分かったゼ。十一番隊の名にかけて、ぜってー負けねぇ』
一角は手にある鬼灯丸を鞘に納め差し出された刀を握った。その瞬間鬼灯丸の攻
撃は始まった。
鬼灯丸の第一撃を間一髪でよけた一角を鬼灯丸が続けて攻撃を仕掛けてきた。し
かし…
『シュンッッ…』
『ドコヘキエタ!?イッカク!!カクレルナ!!!』

『…………!!!?』

『俺は隠れてねぇさ。瞬歩でてめぇの後ろに回っただけだ』
一角は刀を思い切り降り下ろした。
『これで認めろっ!!!』
その時…
『オマエハバカダ。カタナヲヨクミロ』
一角は顔を硬直させた。一角の手には名もなき刀ではなく木の棒があった。
『オマエハオロカ。ワタシガワタシタカタナヲウタガイモセズツカイコウシテワ
タシニ…』

シュンッッ―――

『キラレルノダ』
それきり鬼灯丸は姿を消した。
『…く……くそっ……』
一角は右肩から下へ深く傷を負った。目が閉じられようとする。そこに弓親の声
がうっすらと聞こえる。
『…く……角…一角…』
(…ゅ…ゆみ…ち…か…)
ドサッ一角は気を失った。


目を開けるとそこは五番隊隊舎。部屋には卯ノ花隊長、更木隊長、草鹿副隊長、
弓親がいた。
『あっ!目ぇあいたぁッッ!!ツルピカ大丈夫ー?!』
草鹿副隊長が威勢よくはしゃぐ。
『ちょっと黙れやちる!うっせー』
『剣ちゃんのけちぃー』
更木隊長は気をきかせて部屋を後にした。
『怪我の方は大丈夫だと思います。あまり無理をなさらずに…』
卯ノ花隊長はそれだけを言い部屋を出た。
『一角……』
ばつが悪そうに弓親が一角に問う。
『……負けたの?…鬼灯丸に…』
『…あぁ。だけど…』
一角は窓から外を見つめた。
『あいつを取り返してくる。』
そして布団から降り瞬歩で一気に霊圧を追った。ふと鬼灯丸の霊圧が反応した。
場所は…十一番隊隊舎裏の泉だ。一角はすぐに向かった。するとそこには泉のほ
とりで刀を洗っている鬼灯丸が居た。鬼灯丸は一角に気づいた。
『ヨウヤクキタカ。イッカク…ワタシニハジカンガナイノダヨ。ダカラ…』
その続きは一角の声にかきけされる。


『俺がおめーを倒して鬼灯丸を従えてやるぜっ!!』


そのとき霊圧が跳ね上がる。
『イッカク…』
一角は名もなき刀を掴みこう言う。
『戻ってこい!!』
瞬歩で一気に距離を詰めた。それは一角自身も驚くほど速かった。

『グッッ……』
鬼灯丸は攻撃を素手で受け止め突き放つ。
『くそっ…!!!』
一角の腹の傷からすこし赤い液体がにじむ。
(…こ…こんな…の…)
鬼灯丸はスキを逃がさない。一角は間一髪で避けた。一角は鬼灯丸を見る。鬼灯丸の目は焦点があっていない。
『ヴォーーーッッッッ!!!!』
いきなり鬼灯丸が叫び地面が大きく揺れる。
一角は驚く。鬼灯丸はこう続ける。

『…ジ…カン…ハァッハァッ…ギレ……ッダ』
鬼灯丸が赤く光り消える。しかし一角の持っているのは名も無き刀であった。
『…だょ…んで…なんでだよー!!!!』
『コ…ココハ?』
鬼灯丸が目を覚ますとそこは光がなく闇の世界だった。
『ふんっ!!まったく役立たずだネ!!!』
『…ソッ…ソノコエハ…!?』
声の主は以前一角と共にいた十二番隊隊長の涅(あいつ)だった。
『ふん!!!まぁいい。これで一角は刀を失ったからだよ!!!』
『オイ。ヤクソクドオリイッカクニハテヲダスナヨ。イッカクニキズヲツケタラユルサヌ。』
ザッ――――
『ふっ困った奴だヨ。』


同時刻。
『一角!!いつまでも寝てんな!!早く目ぇ覚ませ!』
ん…この声…一護か?
『うっ…』
頭がいてぇ……
『いや、起きても無理すんなよ!?』
『あぁ。大丈夫だ』
俺、なんで…?



ハッ!!!!

『鬼灯丸ッッ!どこだ!!』
『うぉい!!いきなりなんだよ!!!お前の刀ならそこに』
そこには名も無き刀だった。
『違うんだょ!!!違う……!!俺のはそれじゃねぇーんだょ!!』
『どういう事だ!?一角、詳しく話せ!!』

一角は全てを話した。

『そんな事…ありえるのか!!!?』
『だから今この状況で…俺は絶対鬼灯丸に命令してる奴が護廷の中にいるはずだと思ってる!!!俺ら意外でこの事知ってるのは…』

!!!???

『誰かいるのか…!おい!置いてくなよ!!!』
(おこたっていた!あの人に言うんじゃなかった!!くそっ)

十二番隊隊舎

ドンッッ!!!
『クッ…オノレッッ!!!ワレヲダマシオッテ!!!』
『なんの事かネ?私はお前を信用させた覚えがなければダマした覚えもないんだヨ!!!』

―――バンッッ!――――

『オ…マエ……イッカクカ…!?』
『すまない。鬼灯丸。俺が勘違いしていたからお前がそんな格好に…』
見るからにこの人にやられた後だった。
『コンナノ、ワレノフチュウイダ。キニスルナ』
『あぁ…』

ザッッ

『覚悟しろ!!!こい!鬼灯丸!!!!』
(うなずく)
『ワレナンジノヤイバニモドリシセイレイトナル』

一角は鬼灯丸を手にしていた。

『へっ!!!やっぱこれが一番だぜッッ!!!』

卍解!!】

ん?!!
(もう紅い。ふっ)
『絶好調だぜぇ』

ガキ――――ン!!!

『何を今さら…私に勝てるとでも思っているのか』

(!?今…涅隊長と違う話し方…こいつは…)

一角は距離をとった。
『おぃ!!!そろそろ化けの皮をはがせよ…




アーロニーロ!!!!』


『さすがだ…私だとワカッタノカ?ワルイガワタシハモウカエル。マタアエルヒヲココロヨリ……』

『おぃ!!一角!大丈夫か?!やけにあっさりしてっけど』
『一護…俺負けたの3回目だ………次はぜってー負けねぇ!!!!』

『あぁ…』
――――END――――



『ナァイッカク。ワタシハオマエガマケタッテハジヲカイタトシテモイイノダ。オマエガタダブジニイキテイテクレタラ。』

『鬼灯丸。俺はお前を一番信頼する。だから二度と離れるな。』

『アァ。ワカッテイル。』
『ところで何で刀から抜けて俺と戦おうとしたんだ?』

『ソッソレハ…ハズカシイノダ…!!!』

『んだょ!!言えよ!!!』

『ン…イッカクガワレヲモウヒツヨウトシテイナイトアーロニーロガワレニイッカクノスガタデイウモノダカラカットナッテ…』

『そっそうなのかよ///じゃ、対話切るぞ///!!』

『アァ。デハ////』

    −END−

BLEACHの妄想

私は松本乱菊。ギンとであったコロの話し。
私はギンに出会ってから、盗みはやめて普通に自給自足で生活していった。特に私が大切にしてたのは野菜でにんじんとかなんだけど、それを盗んでくこそ泥が最近いるの。ありえないわ!!!犯人つきとめてやる!!!!

ということで私は、ギンと夜見張りをすることにしたのよ!!
なのにいっこうに犯人はでてこない・・・ハぁ???なんなのよ!!!
まさか!!!ひょっとしてこれって"ホロウ"とかっていうやつなの!?
困る!!!!
乱菊!!!誰かきたで!!!」
え?うそ!!!!
「大人?動物?・・・ほろう?」
どーしよ・・・怖いよ(汗
「・・・乱菊。よお見てみ。あれが何にみえる?大人か?子供か?ホロウか?ちゃうやろ?」
へ・・・・?
「あ・・・子供だ。私達くらい?それとも下かな?赤髪の方は背高いね!!!」
「あほーあいつらと俺を一緒にすんな。まあ犯人子供やったしこのまま放っておくか?」
「えへへ。そうだね。別にいいよね^^」


そう。
それでその日の夜ギンは私の前から消えた。



「ねぇ、ギン。あんたが死んでもう1年半くらいたったとこよね・・・。空からまた私を見張っててね」


「おい松本。行くぞ。仕事がまだ残ってるんだから」
「は〜い隊長ぉ〜〜〜あ、待ってぇ〜〜〜〜」


---END---