番勝負の千日手規定で「一局完結方式」導入

7日に第1局が行われ羽生善治四冠の先勝でスタートした朝日オープン将棋選手権五番勝負で、今回から千日手規定が一部変更されたそうです。

ところで今期五番勝負から、千日手に関する規定が一部改正された。第1局(本局)の先手は羽生であるが、第1局で千日手が成立し、先後を入れ替えて指し直し局がおこなわれた場合でも、第2局は山崎先手と決まっている。「一局完結方式」と言われる方式である。

……と、駒音掲示板を見ていたら日本将棋連盟のページが更新されていることを知りました。

番勝負で千日手が生じた場合、指し直し局はどうなるのでしょうか。

タイトル戦番勝負、竜王戦挑決・朝日オープンなどの決勝番勝負で千日手が生じた場合、戦後に関しては指し直し局が決着した時に完結します。

たとえば、第1局が挑戦者先手で千日手となった場合、指し直し局は挑戦者が後手となりますが、第2局も挑戦者が後手、第3局は挑戦者が先手となります。そして最終局まで行けば、再度振り駒になります。

本規定は、2005年4月より、全棋戦の番勝負に適用されました。

朝日OP、羽生先勝でせんすさんが書かれていますが、結局何がどうなってこのような結果に落ち着いたのか、情報がほとんど出てこなかったなあというのが素直な感想です。各棋戦ごとの規定をまるごと公開してしまっても良いのではないかと思うのですが。

この千日手規定の問題については、このページで過去に詳報しましたので、下記のエントリーをご覧下さい。