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なにかあり/とくになし

スティーヴ・アレン・ショー

「スティーヴ・アレン・ショー」の動画をうっかり見始めると
仕事が手に着かなくなる。


ティーヴ・アレンは
ジャズ・ピアニスト、作曲家、シンガー、司会者として
1950年代からアメリカ随一の文化人として活躍した。


レコードもたくさん出していて
とても洗練された雰囲気の作品が多い。


ただの洗練だけでなく
ヒップなユーモアが多くの作品から感じられるのもよいし
一流を気取りすぎたところがないのも大好きだ。


井上ひさし筒井康隆を評して書いた
「他の凡百作家を文壇レースで周回遅れ しつつ巫山戯(ふざけ)た走りをしている天才」という言葉が
アレンにもよく似合うように思う。


1954年にNBCテレビでスタートした
「スティーヴ・アレン・トゥナイト・ショー」は
アンディ・ウィリアムス
ティーヴ・ローレンス&イーディ・ゴーメを輩出した番組として有名だが、
番組に登場したさまざまなゲストにも
アレンの先取性や好奇心が光る顔ぶれが多い。


60年代にあらたに始めた「スティーヴ・アレン・ショー」では
さらにその方向性が強まった。


デビュー前のフランク・ザッパ
自転車演奏家として出演したというエピソードを
もしかしたら知っているひともいるかもしれない。


本当に、探し始めたら夜があっというまに更けるんだから。









「スティーヴ・アレン・ショー」で楽しい夜更かしを!