更新

前回の6月更新からほぼ3ヶ月たっています。
その間なにをしていたかというと、mtokyoのシナリオ作成に関わりつつ、本業をこなしておりました*1


現時点の状況を述べると、シナリオに関わる作業は無事?終了しています。
マスターアップはまだのようですが、現在デバッグ中で、シナリオにまつわるようなバグはまぁないんじゃないでしょうか。


更新がストップしていたいちばん大きな理由として、単に二足のわらじが大変だった、というのはあったのですが、、、ちょっと思わしくない事態が生じた、、、ところになります。
無事終えることができました! ○月×日に発売です! …と言いたかったのですが…うーん。、、。


なお、その思わしくないことが生じた理由の半分以上は、当方の至らぬところ故でした。そのため経過を書く気になれなかった、、、という次第です。


ひとまず放置しっぱなしはよろしくないだろう…というところで、今の心境をとりあえず書き込ませていただきました。

*1:本業も徐々に忙しくなってきていまして…。

シナリオの値段が決まったあと

前回の更新からずいぶんと間があいてしまいました。
その間、いろいろやっておりました。


まずプロットをもとにした「より詳しい版」の作成にとりかかろうとしたのですが、即、ゲーム中のテキストが欲しいという話になりました。


テキストとは、実際にゲームで使用するキャラクターの会話セリフなどです。
これを書くためには、テキストのフォーマットが決まっていなければなりません。
セリフ1ページあたりに、何文字幅で何行分を出せるのか?
改行や改ページなどの制御コードは?フォントの種類や顔グラが表情を変えるなら……といったところです。
なのでその要望をまとめる必要がありました。


また、シナリオ上で必要なステージ内容も欲しい、というオーダーも来ました。
ステージとは、SRPGの主たる要素、バトルを行うマップとシチュエーションをひっくるめた呼び方です*1
プロットの内容を二十数ステージに分けた上で*2、山で敵に囲まれた状態で戦うとか、渓谷から脱出しなければならないといったシチュエーションに応じて、各ステージの内容をまとめることになります。


つづきます。。。

*1:本作はこの呼び方ですすめられている、ということで、業界標準とかそういう名称ではありません

*2:本作はこの数ですすめられている、ということで、業界標準とかそういう数値ではありません

続々々・シナリオの値段

友人の言い分としては、
単位量あたりの請求だと上限がわからず、冗長なテキストを書いた方が得になるという状況は避けたい、
……とうところでした。
なので見積もり額を出して欲しい、と。


その言い分はよくわかったのですが、こちらにも言い分があります。
まず前提として、冗長なテキストを書いて稼ぐ、ということはもちろん考えていませんでした。そういう文体が売りな作家さんもおられますが、少なくとも読ませることが主体ではないSRPGにおいて、限りなくありえません。*1
もっとも、そんな言い分で納得してもらえる実績があるわけではないということも理解しています。
一方、このゲームにおいてはシナリオはもちろんですが、それ以外にもこまごま頼むかもしれない*2、ということを話の端々で聞いていました。
これだと、シナリオの見積もりをなんとか出したとしても、こまごまとしたオーダーがぽろぽろ発生するかもしれない状況は想定のしようがなく、最悪、固定にしたがゆえに想定外のテキストを書き続ける、といった状況も考えられないことではありません。


MTOKYO自身は、今回の機会を棚ぼた的にとらえていたので、安くなってもかまわない、という気持ちはありましたが、それとこれは別、仕事として請け負うなら、かすみを食べて生きていけるわけでない以上、安売りをせずに見合った対価を望んでおくべき、と考えをまとめました。*3


そこで、単位量換算はするものの、上限を設けることを提案しました。
とあるゲームを参考に、だいたい多くてもこれくらいの額になるだろうという提示をおこない、基本は容量計算、結果的に上限をこえた場合はどれだけこえようと精算は上限値のまま、ただしこえたからといって手を抜くことはしない、最後の一点は信用して欲しい、という内容です。
こういった要望は、友人を介した仕事なので、言えたのかもしれません。


友人の会社からの返答は、容量換算ですすめるものの、上限だけでなく下限も設定する、というものでした。
こちらの説明通り想定以下のテキスト量になったとしても、これだけは払う、という額を決めてくれたということです。


だいたい多くてもこれくらいの額になるだろう……のあたりが下限だったので、この申し出は実に嬉しいものでした。
プロットが、友人の会社においてもクライアントからもそれなりにいい評価を得ている、という話は聞いていたのですが、こういった提案を受けると、言葉だけと思っていたわけではありませんが、なんだか実感できる……とはMTOKYOの言葉です。


なお、下限額と上限額は書けませんが、容量換算は、1KB=1,400円となりました。

*1:この日記の文体はさておき……。

*2:システム系テキストとか、アイテムのヘルプとか?

*3:これは状況によります。手弁当でも参加して……ということもあるでしょうし、結局、相場というモノはないんだなぁ……と思うことしきりでした。

続々・シナリオの値段

調べてみてわかったのは、相場らしい相場はない、ということでした。
その中で最も多く目についたのは、交渉次第、というものです。


迷っている時間があまりなかったので、文字換算と容量換算で請求することにしました。
MTOKYOが提出するのはテキストファイルなので、ページ換算は計算しずらいのでなしだろう、という判断です。
文字と容量で値段を出して、友人の会社に選択してもらおう、という考えでした。


今回提出した分を計ると……
1:プロット叩き台*1 24.3KB 全角11204 半角382
2:プロット*2    16.5KB 全角16365 半角1490
3:キャラ詳細*3   15.5KB 全角17298 半角239
容量換算で、KBあたり2000円とすると、合計112600円。
文字換算で、1文字7円とすると、合計188846円。
……と、なりました。

容量換算を、調べた相場(?)の最高値で計算したのは、文字換算との差が開きすぎたからです。
この計算でどちらかを選んで……だと、まぁ高くない方になるかなぁ……と思ってしまったのです。

もっとも、これで譲らないというわけではなかったので、この提案をもとに調整していければ……というコメントを添えて提出してみました。
そうすると予想外の反応が返ってきました。


「予算を申請する都合上、シナリオに関わる全作業でいくらになるかを出してもらわないと、通せない」と。


……これには参りました。
なるほど、会社という組織で予算を組まなければならない場合を考えると確かにそうかもしれませんが……、まだこれから書く量がどれくらいになるかなんて、こちらもわからないんですけど……。(さらに続きます)

*1:最初に提出したファイル。これをもとに作成を進めるかを判断してもらいました。

*2:友人の会社およびクライアントに提出したファイル。

*3:友人の会社およびクライアントに提出したファイル。

続・シナリオの値段

ゲームのシナリオはいったいいくらの仕事になるのか?


困った時のgoogle先生ということで、ゲーム シナリオ 相場で調べてみて、参考になりそう……?なところをひとつ発見。→

エロゲ制作会社に勤める方のブログに、その会社のシナリオライターの相場がありました。

シナリオライターも歩合制でテキスト帳で書いたキロ数が値段になります。
相場は 1k=1000〜2000円
だいたいキロ千円ですけどねw

http://erogamestory.blog42.fc2.com/blog-entry-7.html

つぎもエロゲ制作会社に勤めておられるっぽい方のブログから。

シナリオ 単価:1000円 数量:2MB 合計:2,000,000円

http://amatsukami.jp/scripts/pukiwiki/index.php?%E3%81%84%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%84%2F%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%82%B2%E3%81%AE%E7%9B%B8%E5%A0%B4%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%99


それから「ライター 相場」でも探してみました。
http://q.hatena.ne.jp/1175220025
http://q.hatena.ne.jp/1115881723
http://okwave.jp/qa3278031.html?ans_count_asc=1
http://www.actiblog.com/ugaya/7007


このような感じでいろいろ調べた結果、ライターのギャラの相場は「ページ単価」と「文字単価」で計算されてるっぽいことがわかりました。
それにゲーム業界における計算方法の「容量単価」を加えると、3つの算出法があることになります。


「ページ単価」とは、400字詰め原稿用紙でいくらとか、A4ページでいくらとかです。相場はピンキリですが3000〜5000円くらい。
「文字単価」とは、文字通り1文字いくら、、、という計算です。売れっ子だと1文字10円、普通7円だとか……。(1円以下というところもあったりしましたが……;;)
「容量単価」とは、作成したテキストファイルの容量をもとに1kbいくらか?で計算します。(1kb1000〜2000円くらい)


こうしていろいろ調べてわかったのは、相場らしい相場はない、ということです。


言う人によってまちまちで、しかもその差が大きくて、実に参考しずらいのです。


……という次第で、まだ続きます。。

プロット作成と正式契約とお値段

MTOKYOは最初の一週間でプロットの叩き台を書きあげ、友人の会社に提出。
(一週間の前半は、質問やら確認やらのメールのやりとりが続きました)

残る一週間で、叩き台への意見を踏まえてプロット作成を行いましたが、2日ずれこみました。
提出物は、叩き台と、プロットと、主要キャラ一覧です。


結果、幸いにも好評を得ることができ、正式に話をすすめることになりました*1


正式に話をすすめるにあたって、支払いをどうするか?をまず決めなければなりませんでした。
友人の会社は外部にシナリオを頼むのは初めてで、MTOKYOもテキストでお金を得るのは初めてで、こちらはサラリーマンなので、シナリオに相応する値段というものがわからなかったからです。
そこで、まずMTOKYO側がいくらになるかを提示し、友人の会社がそれを検討して決めるということになりました。


仕事内容は、SRPGのシナリオ制作と、イベントなどにおけるメッセージ全般のテキスト作成……になります。


お金の絡むこととはいえ、なかなか面倒でした。(続きます)

*1:「こりゃダメだ」となった場合は、シナリオの話はなかったことになっていました

MTOKYOとは

MTOKYOというペンネームをの由来を書いておこうと思います。


まずシナリオを書く物書き氏はペンネームを用意してなかったので、今回にあわせて何か考えよう、ということになりました。


そして当方はもともとMTO(えむてぃおー)と名乗ってHP*1を持っていたことがありました。


というわけで「MTO+なんとか」という組み合わせた言葉を考えることにしました。
いろいろ出してくうちに、よく「空気が読めない(KY)」と言われるねぇ……というところから「MTOKY」は?となったのですが、それってどう読ませたいの?というところがひっかかり、さらに考えて、東京に住んでるから……という単純な理由から「MTOKYO」が出てきまして、KYも含んでるしここに時間かけてもしかたないからいいんじゃない?と相成りました。


なので読みは「えむとうきょう」となります。
……なんのこっちゃ……ですね;;。

*1:そのHPをおかせてもらっていたフリーのサーバー屋さん(?)はつぶれてしまったので、検索にひっかかったとしても今は見ることができません。もっとも仕事のせいにして1年以上更新を怠っていたので、既にないも同然ではありました。