スキマスイッチ「スキマスイッチ TOUR'07“夕風トラベル”」

場所:府中の森芸術劇場 どりーむホール
参戦歴 ワンマン:初 フェス等:なし


セットリスト
1.1+1
2.空想トリップ
3.スフィアの羽根
4.飲みに来ないか
5.糸ノ意図
6.フィクション
MC
7.メロドラマ
8.月見が丘
9.アカツキの詩
10.惑星タイマー
MC
11.藍
12.願い言
13.ズラチナルーカ
MC
14.アーセンの憂鬱
15.View
16.螺旋
17.ガラナ
18.全力少年
29.ボクノート
アンコール
20.さみしくとも明日を待つ
21.メドレー(青春騎士〜えんぴつケシゴム〜君曜日)
22.ふれて未来を

初めてスキマスイッチのライブに行きましたが、ライブ用のアレンジで曲を演奏するのでCDで聴くのとは一味違いそのアレンジによってはライブで化ける曲もありました。
会場は始めていった会場でしたが、大きすぎず小さすぎず音響もよく、大橋さんのボーカルであったり楽器それぞれの音が良く聴こえて、より臨場感があるライブになったと思います。
特に大橋さんのボーカルは声量の強弱の付け方が上手くメリハリが効いた歌い方で、声量が強くなった時の声には力強さが感じられ曲によっては鳥肌モノでした。
曲も楽器での演奏よりも歌に重きを置いている曲が多いため、より良さが伝わりやすいですし自分たちの長所を分かっているからこそ出来る曲作りをしているのだなと感じました。
冒頭に書いたとおり、ライブ用のアレンジで化けた曲が二つほどありました。
「ズラチナルーカ」と「アーセンの憂鬱」です。
「ズラチナルーラ」は、元々愁いを帯びた曲調をピアノが奏でるのが印象的な曲で詞に書かれている通り雨の印象が強いです。曲全体的に陰のイメージが漂っていますが、ライブ用のアレンジによりこの陰のイメージがより強くなっています。
主にメロとサビに関してはそれほどCDで聴くものと違いはありませんでしたが、アウトロのアレンジが秀逸で徐々にそれぞれの楽器が激しく音を奏でていきながらも、聴き手に陽ではなく陰の印象を与える音を奏でていて、大橋さんのボーカルにはエコーがかかりそれがエコーと今の声とが反響しなんとも不思議な印象を与えていて、この曲が持つ元々の印象をより引き出す絶妙なアレンジに仕上がっていました。正直、この音源欲しいくらいです。
「アーセンの憂鬱」は、CDで聴いていると管楽器を使用していてそれがもう少し強い音を奏でるようなると曲のインパクトが強くなるのではと思っていましたが、まさにそれをライブでやってくれました。
全体的に楽器それぞれの音が強くよりPOPで明るい印象を原曲以上に与えていて、ライブではこの曲からラストまで突っ走るような曲を並べていますが、その始まりとして相応しいアレンジになっていました。

ライブ映えする曲が多々ありライブに行って聴くだけの価値があるので、機会があれば是非もう一度行きたいです。