【FGO】高難易度イベント「鬼哭酔夢魔京 羅生門」【開幕 平安桜前線 その3】
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レイシフトしてたどり着いたのは桜の咲き誇る京の街。
一見すると美しい景色だけれど、
そこにいる人々は何かがおかしい・・・・・・?
甘い匂いに誘われるがまま進んだ先で―――金太郎と鬼退治?
夢か幻か、強大な鬼を相手に総力戦に挑む事となったマスター。
闘いの先に待つものとは?
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・前回まで
特異点の異常を探索するためにやってきた遥か昔の日本の京の街。
漂う酒気に酔う京のNOUMINに襲われ、マシュもなんかぐでんぐでんに。
NOUMINとの戦闘で酔が冷めたのか、冷静になったマシュが改めて異変のある町並みを見る。
金閣寺ね。
街の中心部に行くと、その手前で大きな門に突き当たった。
初めて来た場所だが、門には見覚えがあった。
現実には存在しないが、創作物としてはかなり有名だ。名前は確か...
マシュが叫ぶ。確かに門の周囲の禍々しさは異常だ。クー・フーリン・オルタを思い出すほどの強力な魔力反応もある。
金時には当たりがついていた。その評定には一切の余裕が無くなっていた。
門の前に居たのは、巨大な髑髏と、その下に佇む(見た目は)まだ年端もいかない少女だった。
何が楽しいのか、少女はネジが外れたようにケタケタ笑う。
それを見て金時は苦虫を潰したような表情を浮かべた。
茨木童子の背後には、さらに幼気な少女がふわふわと中に浮いていた。
意識は失っている。
それを見た金時の両腕が赤黒く変色する。イカヅチの力を溜めている証拠だ。
金時が恋した相手であり、当時都の令で鬼退治のために騙し討ちで殺した相手でもある。
茨木童子は当時の物の怪界隈の派閥では二番目の実力だった。つまり酒呑童子に一歩及ばずという位置にいた。
轟音と豪炎の塊が金時を吹き飛ばす。反射神経で咄嗟に受け身の構えを取っていたからか、体勢はそのままに受けきったのはさすがである。
燃え盛る塊は巨大な腕だった。マスターハンド、デスタムーア的な。
その昔、頼光四天王の一人渡辺綱により、茨木童子の片腕は斬り落とされた。
サーヴァント・バーサーカー茨木童子は、その切り落とされた腕を宝具としてロケットパンチとして操っていた。
茨木童子はケタケタ笑う。周りにはその瘴気にあてられて倒れた人の影がたくさんあった。
レイシフトして時代の異常を探索する。まさにこれが原因だと金時は言う。
背後に浮かぶ酒呑童子をチラリとグラサンの隙間から見つめる金時。
彼の両腕が一層黒く染まる。
複雑な表情を浮かべつつも金時は最後に明るく笑った。
決して楽は戦いではない。それでも全力でそれを楽しむ。
それが英霊・坂田金時。
敵は本体と宝具「羅生門大怨起」。
ここに京の都の決戦が始まる。