田子の観音山石仏群

 長野市の三登山の東、北国街道沿いの田子池のそばに観音山という丘があります。住宅地図にも載っていないような小さな公園で、坂を登ると草がわさわさ生えた広場になっています。ぶらんこの右手奥に進んでまた一段上がると、小さな石塔を囲むように石仏が並んでいます。

 案内板より。

 塔は高さ140cmの宝塔型、屋根は唐破風、万治三庚子歳(1661)3月18日と刻まれ、塔の中央には15cmほどの空洞があり、中には観音菩薩像が納められている。
 石仏などが左に35基、右に32基が並んでいるが、石塔の前面に「秩父板東西国」と刻まれていることから、百番観音と考えられる。


 どうやって中に入れたのかな? 不思議〜。


 二頭身の観音さま。  


 渋い顔したおじいさん。 


 何をそんなに困っているの?   

 
 六月十日の祈り。 

  
 麓では農家のみなさんが刈り入れの作業中。ご苦労様です。

 街道沿いはほんとうに石仏群が多いです。秩父34所、坂東33所、西国33所を巡る旅はみんなの憧れだったのでしょうね。

田子の地蔵院

 善光寺宿から牟礼宿に向かう北国街道のちょうど中間辺り、田子池の少し手前に地蔵院への参道入り口がある。車一台分の細い坂道の所々に石仏・石碑が並んでいる。普通の民家の道端にあっちにもこっちにも。


 ほら、こんな感じに。


 ひときわ大きなお地蔵様と百番観音と書かれた観音様。


 辻の観音様。


 観音様と秋桜。北国街道はもう秋なのさ。


 お堂の前の観音様。


 最後に曼珠沙華彼岸花の別称)ってこんな花。秋桜曼珠沙華。♪マンジューシャカ〜、白い花さえ…真紅に染めるぅ〜♪ などと口ずさみながら帰路につく。