風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

夏に向かう香りの中で・・


「カリフォルニア・加州ラジオ草紙 (1)」のMappleさんが、「plaintive」という単語が「もの悲しい」という意味に近いのでは?と教えてくださいました。
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なんとなく哀しい、ものがなしいはどこからくるのか?

夏に向かう香りの中で時空の隙にはまり込む

わけもなく悲しいということがあるだろうか?

ある時、縁側の戸を開けていた。
ミントやドクダミの生い茂った庭から夏に向かう風が入ってきた。
若い頃の私は四季の中で夏が一番好きだった。
夏に向かう草の匂いは生きている感覚を私に呼び覚ます。
年がら年中、部活に勤しんでいた中学の頃を思い起こさせる。
そして、それらの日々がもう戻らないことを知らしめる。


スランプの君が向かひし壁打ちの壁は今も母校に立てるを


日本には「もの悲しい」と言う言葉がある。他国に、このような言葉はあるのだろうか?


香りによって引き起こされた憂愁。
手繰っていけば、その愁いがどこへ繋がっているかは明らかになる。
けれど、そういった生の本質に根ざす悲しみは、日本人は明らかにしないで、「もの悲しい」という言葉のままにおいておくのではないだろうか、そこに。

「わけもなく悲しいって思うことがある?」と娘に尋ねた。
「そんな風に思うことのない人っていないんじゃないかなぁ」と娘。
夜になって、夫にも聞いてみた。
「う〜ん?僕は無い。悲しいと思う時はいつも理由がはっきりしてるから」
やっぱり!予想通りの答だった。夫はれっきとした日本人なのだけど・・。


政府自民党のオレオレ詐欺手法

パブコメ95.2パーセントは「脱原発」だったので、隠蔽した件