残り61日で今年が終わってしまうという事実に絶望を隠し得ない

気が付けば10月も終わって11月へと突入。
あと2ヶ月で今年が終わるって何の冗談でしょうか。
しかも今月からまともに作業で仕事が立て込むことになるから、
更に体感時間が加速してあっという間に年末迎えるぞ・・・
残業も増えるんかなー。
初夏くらいからのんびりしてたのが終わるのは目を瞑るとして、
22時帰宅くらいの認識には慣れておかないとね。
そうなると色々と視聴が追いつかなくなってしまうわけだけども。
今以上に土日が貴重になるな・・・
これはもうブラゲーにかまけてる場合じゃない。

離れて交わる心とココロ 『O/A』 7巻

ステージ上でウンコしてた発言など、盛大なボケをかましつつも、
圧倒的な存在感を見せ付けたN:i-1大会を経て、
再びトップアイドルへの道を着実に歩み始めたゆたか。
一方で二人の間の距離が離れてゆく実感に焦りを感じるはるみだったが・・・
二人二脚の再起ストーリー、ついに今回で完結です。
アイドルは××しないなんて幻想を完全否定するが如く、
小学生男子が大喜びしそうなウンコネタを連発し、
見た目によらず強烈な下ネタのインパクトを残してくれた本作ですが、
一方でどん底へと落ちながらも決して諦めない強さも描かれていて、
次はどっちの方向で話が繰り出されるか毎回楽しみでした。
ラストとなる今回は大会後からの顛末が描かれ、
終始波乱続きだった中でも最大級の大事件が発生し、
超展開に超展開が上塗りされるトンデモっぷり。

それでも収まる所に収まって終了とか、
よくこれだけぶっ飛ばしまくった挙句にいい感じに着地しましたね。
本作の場合、不時着でも墜落でも納得できてしまうほどですし。
前回の大会に関しては急ぎ足すぎて、
かませ犬にすらなってないモブキャラの扱いが散々だったこととかはありますが、
そんな懸念を無かったことにしてしまうほどの勢いがあったのは確か。
話はこれで完結だけど、
その後はまた更にお騒がせな日々が始まるんだろうなー。
しかし孤独のグルメ2期が放送中の今の時期に、
例のアームロックシーンのパロが出てくるとか空気読みすぎです。


突如として、しかし必然として訪れる二人二脚の終わり。
元トップアイドルと売れない駆け出し芸人って間柄からしても、
距離感の違いってものは感じずにはいられなかったものが、
完全に表面化してしまったことから起こる騒動が今回のメイン。
どれだけどん底へと落ちぶれ、血を吐き泥を啜り、
足掻いて足掻いて足掻いて足掻いて足掻き続ければ、
突破口が見付かる望みを見出すことも不可能ではなく、
それができるのを才能ってものなんだと復活劇を見て思います。
ドームで単独コンサートを開催できるまでに至るなんて、
奇跡の復活劇と言わずして何と言えばいいのやら。
4ページぶち抜き見開きなんて見たの、
ムダヅモ無き改革の「天地創生(ビギニング オブ ザ コスモス)」以来だわ。
が、一気に遠い存在になってしまったと感じてしまうのもまた然り。
ひたすらにヨゴレキャラだったが故の親近感ってものが薄れてしまうと言いますか。
傍から見ていてもそう感じてしまうのだから、
ずっと隣にいたはるみがどれだけの想いを抱いてしまうかなんて途方も無いです。

距離を感じてしまってそのまま疎遠になって結果一人になるってことは、
何度と無く経験がある身なので、この不安定な気分はわかるなー。
一度不安定になって鬱屈した想いを抱いてしまうと、
ひたすらに蓄積されていって全てネガティブ思考になってしまうんですよね。
そうして溜まったものが爆発して・・・

生放送中にそりゃいかんですって。
頂点から底辺へ、再び頂点へ登りつめてから底辺へ。
自分では絶対送りたくないけど人生退屈しないでしょうね。


終盤へ向けての怒涛の展開。
ここからの超展開っぷりは凄まじいものがありました。
舞台は一気に沖縄まで飛ぶわ、意外すぎるキャラが再登場するわ、
東京までの帰還手段が戦闘機だわ。

あれ?これってアイドルものだったよね?
いつの間にミリタリーものになったんだってくらい力入りすぎですって。
ずっと謎の存在だった日下さんの正体も明らかになったり、
話のスケール拡大っぷりは既存作品の枠を完全にぶち壊してます。
純正ギャグ作品でもない限りここまでぶっ飛んだ話を見る機会なんて、
次に訪れるのは一体いつになるんだろうか。
一つ間違えたら完全に話が破綻してもおかしくないレベルです。
よくもまあ綱渡りを渡りきったものだと思いますよ。
しかもしっかりと下ネタギャグ描写まで踏まえて。
バレた以上はと全てを打ち明けるラジオ番組最後の収録。
二人の絆を確かめ合い、アピールするすごくいい場面なんですよ。
でもこんなところでおしっこ発言が飛び出したりして、
本来ならばシリアスブレイカーすぎて興醒めされてもおかしくないのに、
本作だからこそむしろこういうボケを挟んでこそだと思ってしまうわけで。

自然な流れだと捉えてしまうあたり、すっかり感情移入してたんだなぁ。
ラストシーンも感動のシーンでしっかりとボケが挿入されて、
笑い泣きできるいい終わり方でした。